https://news.yahoo.co.jp/articles/1547815214f76d6e43d044bd2e71245b1c091fd1
リアルタイムでかなりの話題となりましたが、ジャニーズ事務所の性加害問題を巡る記者会見。
藤島ジュリー景子氏に代わり、新社長に就任した東山紀之氏への質疑応答に、一番手の名乗りを上げたのが日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の女性記者でした。
私などは記者会見が開かれる前(たぶん赤旗はジャニーズの会見から弾かれるだろうな…)などと期待薄だったものですから、この事実に度肝を抜かれたものです。
おそらく会見を前に緊張する女性記者に、発破をかけて送り出したであろう赤旗社会部長・三浦誠氏のツイートは以下の通りです。
日本芸能史に残る記者会見の質疑応答でトップバッターを自局の記者が務めたことに、そこはかとなく社会部長さんが感慨を覚えている節を感じるのは私だけでしょうか。
ともあれ、しんぶん赤旗女性記者の果敢な質問に心を動かされた私は、赤旗編集局に「よくやりましたね」と電話を差し上げましたw
といっても、そこはひねくれ者の私なもので。
「最近の貴紙のテレビ・ラジオ欄にはジャニーズ事務所所属のタレントが多く登場している。その現状をよしとせず、対応を変えるよう検討すべきではないか」
などと一席をぶってきたところです。
会見当日の7日付のしんぶん赤旗日刊紙テレビ欄には、ドラマ主演を務める増田貴久氏の会見インタビュー記事が載っていました。
その少し前には、これも別のドラマ主演を務めるなにわ男子・西畑大吾氏の記事が掲載されていました。
今回の問題で問われているのは故・ジャニー喜多川前会長の性加害の所業であり、所属タレントは被害者であり責めを受けるべきではないという考えもあるかもしれません。
しかし同一の報道媒体でジャニーズ事務所の性加害を厳しく追及しながら、一方では所属タレントを何事もないように取り上げるということであれば「どっちなんだよ」という疑問が市井の方々から出ても不思議ではないでしょう。
しんぶん赤旗にもさまざまな事情はおありでしょうが、ここは一つ性加害撲滅のために心を鬼にしての対応を期待するものです。
(私を含めた記事の登場人物の身元特定を避けるため、記事内容には一部フィクションを加工しています)