

体形は、 “一般的な鴨”として 身近で代表的なイメージの カルガモやマガモと比べると、 少し細身。
「~~アイサ」と呼ばれる種類の中で見ると、 かなり太くて丸っこい。
意識する範囲次第で、 細いとも 太いとも、 対極の表し方になる。


たいてい個体数が少なくても
『ミコアイサが飛んでいるのが写っている』
の短文に当てはまりさえすれば良いだけなら 機会はある。
実際、 僅か3単語の要素だけで もう思考が容量オーバーする定型残念さんの、 遠い後ろ姿を爆写して得意満面、が定番情景だが...
距離、角度、光、背景、・・・諸条件が良く揃って写せる機会は、 そう都合良くはあってくれない。
飛び立ってしまえば、 スピード感がある。
とはいえ、 上昇や方向転換は 俊敏ではない。
鴨類の飛ぶ能力は、 渡りの長距離移動が重要なので、 直進の効率優先だろう。
近距離の移動では 低空を直線と大きな弧を繋いだルートでしか飛べないのは、 もし飛んだら見られるだろう状況を予想し易い要素。
鳥の飛翔写真では、 写せる結果は カメラ操作スキルの優劣だけが全て、と思われがち?
実際は、 それ以上に、 状況の多面を総合しての知的な行動が重要なもの。
でも、 可能性としては最善の 期待できる行動をしても、 実際に逢えるかは その時の巡り合わせ次第で “運”次第。
そして、 顔が少し悪い向きになっていたような小さな差だけでも 使えない結果に終わる。
なので、 知的な裏付けがある狙いの通りに捉えた結果を 「幸運」とか表現したりもする。
門外漢は それを“偶然に遇えた”と誤解して、 無思考に立った場所で待つだけの偶然任せと混同するのも、 ありがちパターン。

鳥がたくさんいた方が 狙える可能性がある対象が多い代わり、 周囲に写り込むことも多くなる。
重なりが上手く揃えば 周囲の情景として 効果的な要素になる...とはいえ、
「・・・、 邪魔 x x x 」
になる方が 圧倒的に多い。
飛翔写真では、 重なり方を見ては狙えない上に、 動きの形のタイミングまで良く揃わないと使えないので、 “当たり”は出難い。
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