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続:オオタカ成鳥が幼鳥(若鳥)に接近して牽制

2020年12月26日 | 野鳥・鳥類
前記事と同じ時のもの。
トリミングのみで 縮小なしなのも、 前記事と同じ。

目視でなら 広い範囲を見渡せるので、 敵対的に追いかけている“争い”を見る機会は 結構あるだろう。
でも、 写真では、 実際が“争い”のシーンでも 2羽が よほど接近しないと “単独で ただ飛んでいるだけ”と 何も違わない画にしかならない。
ツーショット感がある距離まで接近するシーンがあれば 幸運な方、といった感じで、 それ以上の、 急挙動や 格闘するような 激しい動きになることは もっと少ない。







こういうシーンの静止画写真は、 知らない人が見ると 高速での躍動的な情景を想像するのかもしれない、が・・・

オオタカが飛ぶ速度は、 (上空から重力を利用して高速降下してくる時以外の) はばたきの自力で進む水平飛行では、 “最大戦速”でも キジバトより 僅かに速い程度だろう。
オオタカは、 キジバトよりずっと大きいのに 実数の速さが ほぼ同じなら、 本気全開の最速まで出しても 感覚的には それほど速い印象にはならない。
これは、 たとえば、 乗用車と 小さいラジコンカーとが どちらも時速40kmとか 同じ速度で走っていれば、 見た目の印象で感じる速さは違ってくるのと同じ感覚。
当然、 写真で それぞれが同じ大きさに写る条件で追おうとすれば、 難易の差は顕著になる。

そして、 オオタカでの こういうシーンは、 小鳥での 同じような状況とは違って、 殆どの時は (それほど速い印象ではない)最速よりも 更に ずっと遅いので、 動きを追って写す難度は 低い。

なので、 適した機材を持って “その状況”に居合わせさえすれば 初心者でも たいてい容易に 撮影に『成功』できながら、 門外漢には あたかも それっぽく見える写真を得られることでは、 他の鳥では 飛翔や動的な写真を写せることが少ない面々には 『ボーナスステージ』のような お得感があるシーンだろう。

もちろん、 行動する空域がとても広くて、 いつ、どこで、どういう状況が起きるかは まず予測できないので、 距離も 光も 背景も 良く揃った “その状況”に居合わせられる機会には なかなか当たらないが。

でも、 逆からは、 とにかく 多くの日数の 長い時間 フィールドで機材を準備して待ち続けてさえいれば “鳥の写真”での知識も撮影スキルも無いに等しいままでも いつかは写せるし、 長期間続ければ 当然 何度も写せる。
そこが、 どこのフィールドにも 多々いてしまう、 「良い条件で写せる機会は少ない」の意を 「なかなか写せない」 「簡単には写せない」 「写すのが難しい」 「高度なスキルがないと写せない」と ご勝手に捏ね繰り回して、
「私は、 “あの”オオタカでまでも、 これほどにも難しい撮影にすら『成功』できるほどにまでも 優秀なのだ」
に化けてしまっている 同類さん同士だけの集いで 延々と 実態のない優越感でのご自慢談議に明け暮れているだけのことを 更にスキルを高める鍛錬に励み続けているつもり、 そして、 その努力で鍛え上げた超絶なスキルで 高度な撮影に挑んでいるつもり、の、 お幸せな幻想ループに逝ってしまいがちなところだろう x x x


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