映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、映画館で観てる人も多いミュージカル作品「グレイテスト・ショーマン」です。
ヒュー・ジャックマン主演でラ・ラ・ランドの製作スタッフという触れ込みもあって、おそらくは映画館で観た方も多いかと思います。個人的には、ラ・ラ・ランドが、まあまあの感じだったので、僕は、迷ってる間にDVD化されたので早速観賞しました。
ご存知の通り19世紀にアメリカで活躍した興行師P・Tバーナムの成功を描く内容です。バーナムは、現在のサーカスの形を築いた人で、市長や下院議員を歴任、かなりアメリカでは有名な人のようです。
物語は、いわゆる立身出世物語ですが、貧しい仕立職人の息子として生まれ、上流階級の娘と恋におち結婚、苦労を重ねる中で、つぶれかけた博物館を買い取り、そこに、染色体異常により、特殊な姿をした人や黒人などを演者としてやとい、ショーを作り上げ成功を収めていくというもの。
主役のヒュー・ジャックマンは、レ・ミゼラブルでミュージカルの演技は実証済。初っ端なから美声と振り付けを披露し、この役にはぴったりです。サーカスの一員たちも小人症の男、大男、髭のある女に、結合双生児に全身刺青男と当時、身を潜めて暮らす人々ですが、こうした個性的なメンバーが、繰り広げるパフォーマンスは、その半生以上に感動を誘います。
ショービジネスを描いていることもあってパフォーマンスの割合も多く、ミュージカルでの重要なセリフから歌へのつなぎもスムーズな流れでした。
中判での、団員や家族との亀裂、そして失敗など、成功への波乱万丈の人生は、よくある展開ですが、僕にはレ・ミゼラブルとラ・ラ・ランドがうまくかみ合った感じがして、なかなかのミュージカル映画でした。その点では、先入観なく映画館で観れば良かったかなと少し後悔してますが、DVDでもその魅力は十二分に伝わりました。