65オヤジのスタイルブック

歴史秘話ヒストリア「負けずギライ北斎」

最近のアート系番組は、実に面白いです。茶々丸オヤジは、朝からBSプレミアムの「額縁をくぐって物語の中へ」を観賞。アートな気分にひたってます。

先の番組でも、葛飾北斎の「富嶽三十六景」が取り上げられていました。伊藤若冲や曾我蕭白など江戸の絵師が注目を浴びていますが、なんと言っても、別格の存在は、葛飾北斎です。

昨日夜10時から、僕の好きな歴史番組のひとつ「歴史秘話ヒストリア」でいつだって負けずギライ
~葛飾北斎 横町のオヤジは世界一~と題して北斎が取り上げれてました。

サッカー好きの茶々丸オヤジ、五輪予選のマレーシア戦をライブで観戦。歴史秘話ヒストリアは、録画でゆっくり観賞しました。

今回は、ひとり芝居で人気のイッセー尾形さんが、北斎を演じて番組が進行していきました。余談ですが、3月9日と10日名古屋公演も、小松の親分こと、小松政夫さんとの共演で注目です。

今回の秘話は、グレートウエーブと言われる「富嶽神奈川沖浪裏」にまつわるエピソードを通して、北斎の画業に迫っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

富嶽神奈川沖浪浦は、狩野派、琳派、そして南蛮貿易で得た望遠鏡等により、北斎の画工のすべてを網羅した作品であることや、浮世絵師から晩年信州で居を構えて肉筆画の世界に足を踏み入れ画狂人としての生涯を生き抜いたエピソードがつぶさに描かれ、とても興味深い内容でした。

その画業は、海を渡りパリの印象派の目に留まり、多大な影響を与えたエピソードは有名ですが、アメリカ合衆国の雑誌『ライフ』の企画「この1000年で  最も重要な功績を残し世界の人物100人で、日本人として唯一86位にランクインしたことでも 、北斎の絶大な人気が伺えました。

今回のもうひとつ注目したいのが、晩年の北斎を支えた娘の応為の存在です。北斎が、美人画では彼女の方が上と言わしめた応為の作品「夜桜美人図」が小牧のメナード美術館の所蔵品として紹介されました。現在、ひかり展のひとつで展示されています。 こんな近くで観賞できる幸運にも恵まれました。 

現在、京都府京都文化博物館で、開催中のホノルル美術館所蔵北斎展も、今回の番組で、さらに北斎の興味が沸く美術展となりそうです。


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