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65オヤジのスタイルブック

山本容子「SUPER EXPRESS]

山本容子オフィシャルサイト

僕の好きな女性アーティストであり、永遠の片思いの女性、山本容子さんの初期の作品が入手できた。
かねてより生きつけのカフェのオーナーの要望でもあり、即決でご購入いただいた。
作品は80年の個展「ANYTIME ANIWHERE]シリーズの一点「SUPPER EXPRESS]だ。
山本容子さんが28才のモノクロ銅版画作品だ。

作品は運送会社で働く屈強な男達。その中にカフェがあってコーヒーブレイクする男達やシトロエンのトラックの横で仕事に出かける男達の姿が描かれている。

偶然の一致か、はたまた不思議な縁か。そのカフェのお隣がクロネコさんなのだ。
求めるところに絵画は収まることを象徴するかのような必然を感じた。

さて山本容子さんに惹かれるのは、その容姿のみならず軽視されがちな版画の世界で地道に表現活動を続られた点でもある。また、作品を公開する場をギャラリーと言う閉鎖的な場を越えて書店で発表するなどした点にもある。その柔軟な姿勢により、後に数々の単行本の表紙画に使われるようになる。そして今日の容子さんの活躍の場を広げるきっかけになっている。

僕がもっとも印象深い活動は、表参道のルイヴィトンビルが完成されるまで、容子さんの作品をひとつずつ夜の建築現場の白い壁に投影していくプロジェクトだ。カウントダウンならぬカウントアップする山本作品の数々。まさに現代の童話劇的演出といっていい。

山本容子作品を世俗的と悪評するものもいるが、芸術は本来、大衆のものであり、一部のコレクターのためにあるものではない。

山本容子いう女性の生き方は、僕のアートに対する姿勢に一致するものであり、広くアートをすべての人に知らしめることを使命としています。
最後に、今後の山本容子さんのますますの活躍を祈り尊敬を込めて、僕はあなたに勝手に恋してます。

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