アートに関わる茶々丸オヤジとしては、気になるニュースが舞いこんできた。
南フランスで電気技師のルゲネク氏が未発表のピカソ作品271点を公開した。
この271点の作品、われわれの目からみれば、習作が多数で、価値の高い作品は少ない。
だが、腐っても巨匠のピカソ、駄作であっても、相当な金額にはなるだろう。
ピカソの自宅に仕事で出入りがあり、親交のあった氏が譲り受けたと主張している。
しかし、ピカソの息子のクロード氏は、ピカソから彼のことは聞いていないし、大量の作品を譲ることはありえないとルゲネク氏を訴えた。確かに、この時期になぜと言う疑問は残る。
ピカソは、巨匠の中でもその作品数は、郡を抜いている。生前には、機嫌が良いと紙にサインをするように、絵をかきプレゼントしてしまうエピソードがあるほどだ。
今回は、よっぽどルゲネク氏を気にっていたのか、無造作にアトリエに放置してあった作品を勝手に持ち去ったのか、もらっていいかと断って、了解を得たのか?
これが法的根拠として、どのように裁かれるか?興味のあるところだが、どんな結果になっても、ピカソのみぞ知るところだろう。