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映画 三度目の殺人

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福山雅治主演、役所広司、広瀬すず共演の是枝裕和監督の「三度目の殺人」を観賞

そして父になるから再タッグを組んだ福山雅治と是枝裕和監督。今回は、殺人犯の弁護にあたる弁護士役を務め、役所広司演じる殺人犯と対峙し事件の真相に迫るミステリー作品です。

弁護士事務所の所長、福山演じる重森が、事務所の同僚である吉田鋼太郎演じる摂津が担当する、役所演じる殺人犯三隅の弁護に当たることに。摂津が匙を投げた三隅は、過去に殺人事件を犯し、出所後に勤務していた食品会社の社長を殺害し死刑は決定的。重森は三隅を無期懲役にするために、策を練る中で、社長の妻との共謀や虐待された娘のために殺害など、供述を変え、最後には、検事と摂津により殺人を強要されたと無実を供述。重森は、彼の最後の供述を信じ、法廷戦術を一転する。事件の真相とタイトルの三度目の殺人を推理する形となっています。

ドキュメンタリータッチの社会派ドラマのイメージが強い是枝監督が初めて挑んだ法廷心理ミステリーということで、注視してみていましたが、鑑賞後、直ぐには真相は解明できす、闇の中でした。しかしながら、振り返ってスクリーンでの記憶を追いながら自らが推理していくと、タイトルに隠された三度目の殺人というテーマが浮かび上がり、一度目の殺人が現実、二度目の殺人は異なる事実が、そして、三度目の殺人は第三者によるものと推理できました。

また、作品中やポスターに示されたあるイメージが二度目の殺人の結論を観る人に委ねているように感じました。観賞後、心に、わだかまりを持たせながら、その後に事件の真相への想像を掻き立てる。是枝ワールドの中に新しい境地を与えたと感じる作品でした。


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