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ユーモアのすすめ福田繁雄大回顧展

日本のトリックアートの第一人者の福田繁雄大回顧展に出かけました。

福田繁雄氏はグラフィックデザイナーとして、東京オリンピックや大阪万博などのポスターを手がけ、国際的なポスターコンペで受賞するなど、日本のグラフィックデザイナーの活躍され、そのユニークな作品で注目を浴びる作家でした。

また、ポスターにとどまらず、視覚トリックを生かした立体作品を生み出し、日本のエッシャーと言われる優れたトリックアート作品を生み出しました。

三重県立美術館で開催中のユーモアのすすめ福田繁雄大回顧展は、福田氏のユーモアの歴史をたどる楽しい展覧会です。

ポップアートを思わせる色鮮やかなポスター作品や視覚トリックを利用した人物ポスターから始まり、エッシャーの代表作を立体的に表現した作品や錯覚を利用した文字の立体作品など、過去にどこかで見たことがある作品が展示されています。

福田氏は、2年前に亡くなられるまで、日本グラフィックデザイナー協会会長や東京芸大助教授、金沢美術工芸大学客員教授など、日本のデザイン界に貢献されました。

娘の福田美蘭氏は、1989年洋画壇の最高賞とも言える安井賞を26歳の若さで受賞。現在も日本の現代美術の人気作家として活躍されています。

その作風は、父繁雄のユニークのDNAを受け継いで、著名な名画をモチーフに、卓越した技術でオリジナルのイメージを新たに揺さぶる作風で注目を浴びています。

今回の大回顧展も、氏の緻密な表現力と技術の中に観る人を魅了するユニークな表現世界であふれています。

会場には、親子で観賞して作品を楽しんでいる姿を目にしました。ぜひ、親子でユニークなアートの世界を体感してみる夏休みの良いと思い出になるかと思います。


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