65オヤジのスタイルブック

朝ドラ「花子とアン」の昼ドラ的な楽しみ方

僕の日課となっている朝の連続テレビ小説鑑賞。作品が変わるごとに、次は期待できるかなと思いつつ毎回はまってしまってます。

先般の「ごちそうさん」が脚本家に贈られる栄誉ある賞の一つ「向田邦子賞」を受賞しました。常々、朝ドラは、脚本家にとってもっとも自由度の高いドラマと思っているのですが、気鋭の脚本家により次々と高視聴率をたたき出している「朝ドラ」は、低迷するドラマ界をけん引する救世主になっています。

現在の放映中の「花子とアン」も好調ですが、向田邦子賞受賞作家の中園ミホさんの代表作の一つになると確信してます。

今回の作品は、赤毛のアンの翻訳者の村岡花子の生涯を描いたものですが、その対照的な存在として葉山蓮子の存在があり、この二人に注目していろいろ調べてみると、この二人表向きには激動の時代を生きた女性の信念と友情を描いていますが、この二人の恋の行く末に注目してみると、実に昼ドラ的要素がかなり含まれています。

花子は、長い間不倫関係にあった印刷会社の社長であった村岡と結婚。また、もう一人のヒロイン蓮子のモデルの柳原白蓮は、政略結婚の夫、伝右衛門に新聞紙上で絶縁状を公開し、年下の社会活動家と駆け落ちする事件(白蓮事件)を起こしています。

二人の恋の部分をだけを描いたら、正に昼ドラでの泥沼劇で注目されること間違いなしです。付け加えると、蓮子の憎き兄上は、後に貴族院議員でありながら、男色相手にスキャンダルを暴露されています。

朝のドラマですから、そこらへんのドロドロ度は薄まれて進むかと思いますが、白蓮事件は、間違いなく描かれていくと思います。そこを朝ドラでどう描いていくか、中園ミホさんの腕の見せどころとして期待してます。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事