65オヤジのスタイルブック

映画・チェンジリング

遅まきながら、チェンジリング観てきました。

唯一の生きがいであるひとり息子が、ある日行方不明に。5ヵ月後に彼女の元に戻った息子は別人だった。
その事件の裏に、巨大な権力の闇が潜んでいた。そして、その闇の解決の中、さらに大きな事件が。1928年ロサンジェルスであった実話に基づく作品です。


クリント・イーストウッド監督は、ほんと悲しくも強いドラマを描くのが本当にうまい。
静かな時の流れの中で、強い意志を持っ人間の奥深さと言うものを感じさせてくれる。
主演のアンジェリーナ・ジョリーのアクション映画と相反する華奢な肉体と深い悲しみと怒りを漂わせる瞳の中の涙が、物語の展開と共に呼応していく人々の姿を目にしながら観る人も、彼女の信念に心打たれていく映画です。

彼女の「息子は生きている」と言う確信が、腐敗を正す市民の勇気を生み出し、やがて思いもしない事件の解決へと導き出しました。
愛ある信念が、正義を勝ち取ることを姿を観た人すべてが感じ取った思います。


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