65オヤジのスタイルブック

エマニエル夫人・シルビアクリステル逝く

映画エマニエル夫人で有名なシルビア・クリステルさんが亡くなりました。ガンで闘病生活を送られていることを報道で知ってはいましたが、60歳での死は早すぎます。

映画「エマニエル夫人」は、男なら誰もが一度は観た作品だと思います。当時この映画が、女性も観ることができるソフトコア・ポルノとして宣伝され、女性鑑賞者も多かったと記憶しています。

当時の中学生から高校生になる僕にとって、エロを題材にした作品で記憶に残るのは、家政婦と少年との初体験を描いたイタリア映画の「青い体験」にフランス映画の「エマニエル夫人」です。

後にミッキーローク主演でヒットしたナイン・ハーフは、エマニエル夫人に影響を受けた作品だったとか。それほどにエマニエル夫人のエロスの重要なアイコンと言えます。

今の様なヘア解禁、AVなど巷に性が氾濫するような時代ではないので、思春期の少年にとっては、婦人雑誌の付録や父親のエロ本などを盗み見るくらいですから、この二作品は、まさにエロスの入口でした。

僕にとっては、その後にアラン・ドロンと共演したパニックムービーのエアポート80も印象的でした。それは、たぶんエマニエルシリーズ以降で唯一の官能映画でないからかもしれません。結局、この作品は彼女の失敗作となり再び官能路線へと進んでいったのですが、作品の質も彼女の演技も悪くなかったと思います。

エマニエルを演じたシルビア・クリステルさんがインタビューでエマニエル夫人があって今の自分があると率直に述べられていますが、3億人もの人が、この映画に魅了された事実から見てもシルビア・クリステルさんの存在感は強く残っています。

美しい映像と音楽、ソフトなエロスの世界はあの時代に青春を過ごした男女にとっては美しい思い出となっています。天国のエマニエル、シルビア・クリステルに感謝してます。


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