65オヤジのスタイルブック

美食について

昨日は子供達といっしょに食事に出かける。
僕の食事のエリアは広いけど、特に家から比較的近い岐阜に出かけることが多い。
昨日はてんぷらを食べに出かけた。

場所は「ふくだや」岐阜競輪に程近い場所にある。ここのてんぷらは太白ゴマ油を使用し、サックとした仕上がりだ。
てんぷら定食(刺身付)を注文した。てんぷらが一の膳、二の膳と分けて出てくるのだが、それぞれに海老のてんぷらに、野菜天、あなご、イカと出てくる。
それをつゆ、塩、カレー塩の三種類をお好みでいただく。
あと小鉢にご飯と赤だし。ご飯と赤だしはおかわり自由。
これで2千円はとてもお得でプチ贅沢な気分になれる。

また店の内装も、掛かっている版画も現代作家のリトグラフでモダンなつくりでありながら、心地よい空間を演出している。

食事はそのものの味は当然として、先ず美しく盛られていなければ価値がないと思っている。

高級店はさらに器からインテリアまで含めたものが、食の値段を決めるものだ。
かの魯山人が求めた美とはそういうところによる事が多いと思う。
たとえ器や内装にお金をかけることができなくても、清潔さを保ち、美しく盛ることを心がければ、自ずと食の価値も高まる。

僕は決して高級志向のグルメではない。むしろいわゆるB級グルメのほうだ。
昨今のラーメンブームに乗って、数多くの有名ラーメン店に足を運ぶことも多い。
確かに今のラーメンは美味しい。しかし、忙しさにかまけて、盛り付けが雑だとがっかりする。逆に綺麗に盛り付けれた器を見ると、それだけで美味しさを感じる。
僕は、こういったところに作り手の美意識を感じてしまう。

美食とはそういうことだと思う。料理人とは、芸術家と同じ創造者なのだということを感じる。
その点においても、ふくだやは僕の美食に対する創造を駆り立てるいい店だ。

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