先日、ようやく多治見にあるうどんの名店。信濃屋を訪れることができました。
うどん通には、有名な店でしかも水曜日から土曜日までしか営業しておらず、祝日の水曜のタイミングで訪れました。
先ずは、2時間半かけて練られたうどんの「ころかけうどん」を。もちもちの食感が今までに味わったことがない独特な麺でした。もちろん満足な味です。つゆに関しては、他の店にもそん色ない風味と味を持つ店はあるので、あくまでも麺へのこだわりが強く感じました。
次に、うどんと一緒に注文する方が多い「しなそば」を。平打ちの半透明で腰のある透明な麺で、つゆは、玉ねぎのような甘みのあるスープ。この甘みは、うどんのつゆに、背脂のラードのみを使って加えたものだそうで、その甘みが独特な味をうんでいるようです。
確かに今までにない味で満足いくものですが、手間ひまをかけて作っているからだと思いますが、薬味のみの、かけうどんが660円。しなそばは、880円。半額の値段で量を半分にできるとは言え、この値段なら、他にも十分満足できる味があるのが率直な感想です。
信濃屋の常連さんには怒られそうですが、メディアの極端な崇重によることも問題かと思います。狭く不安定な机での窮屈な食事や注文の間違いなど、違う面で期待を裏切る部分があり残念でした。
ただし、お客様への二代目主人の謙虚な姿勢が、うどんに取り組む真摯な姿勢に反映されているように感じました。