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映画 お隣さんはヒトラー? 新感覚のナチス映画

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夏休み期間の映画館は、親子で賑わいますね。今も昔も変わらない光景に、映画館は娯楽文化として根強い人気があることに映画ファンとしては嬉しいです。この時期は混みあうので、ゆったり鑑賞したい僕としては、コアな作品を鑑賞するのですが、僕の映画のライフワークであるホロコーストをテーマにした作品「お隣さんはヒトラー?」が公開されています。

 

舞台は南米コロンビアの田舎町。ホロコーストを生き延びた初老の男が一人住んでいます。そこに空き家になっていた家に一人の男が引っ越して来ます。土地の境界線トラブルで亡き妻の愛したバラを奪われた男は、隣人の風貌を観てアドルフ・ヒトラーであることを確信します。男は証拠を集め、そして決定的な証拠となる自作の絵を入手するのですが。果たして彼は本物のヒトラーでしょうか。

今回の映画はヒトラー南米逃亡説に基づいて描かれているのですが、身体的な特徴から趣味嗜好にいたるまで詳細に描くことで家族を奪われた男の執念をコミカルに描いています。残酷な過去を忘れたい自分と突如現れた敵に立ち向かう自分のなかで、ラストに語られなかった事実が向けられる。過去の作品にはない特徴が今の時代にピタリとはまる作品です。

戦争による敵と味方、勝者と敗者、そして犠牲となった個々人。映画のラストはそれを明らかにしています。

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