ここのところ、Netflixの新作を鑑賞し結構自分の中でバズってます。今回は世間的にもバズってた「地面師たち」です。
地面師の説明は動画でおわかりかと思います。内容は新庄耕の原作を基に大根仁監督、脚本で構成されています。事件のモデルは2018年に大手住宅メーカー積水ハウスが50億円をだまし取られた詐欺事件。
地面師たちの中心人物でフィクサーでもある豊川悦司演じるハリソン山中を中心に実行犯である辻本匠海(綾野剛)竹下(北村一輝)麗子(小池栄子)後藤(ピエール瀧)の事件にある背景を詳細に描きながら、犯人像に加え事件を追う人、騙される人も個性的で、とても魅力的です。
また、過去の詐欺師事件をモデルにした作品に関連し、一部では実際の事件からの膨らませ方に疑問を持つ方もいるようですが、例えば最近話題となっていたルフィ強盗事件も絡めながらも、あくまでも都市伝説的な手法でエンターテーメント性においても秀逸な出来栄えです。
ハリソン山中の存在は地面師の枠を越えた存在でダークヒーローの要素も兼ね備えています。ひょっとしたら原作を越えて新しい犯罪映画が生まれる予感がします。僕としては大根仁オリジナル作品として期待感が大です。