原発なくそう 茨木

阿武山原子炉設置反対運動の歴史と意義
茨木市で原発なくそうの運動を!

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2013-04-11 16:59:07 | 日記
原発なくそうの思いで集まっている茨木市民有志グループです。
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ブログなくそう原発茨木」をご覧ください。 よろしくネ。


いま、なぜ 仮称「原発なくす茨木市民の会」の結成をめざすのか
                   原発を考える茨木市民のつどい実行委員会・事務局 矢頭正明
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 今から56年前の1957年8月16日 に、「阿武山に原子炉設置計画」と新聞報道されたことに、各町内会、商工団体、農協、婦人団体、青年団体、医師会、歯科医師会、文化団体などが参加して、当時の田村英茨木市長を委員長に「茨木市阿武山原子炉設置反対期成同盟」が設置された運動に、立教大学の武谷三男教授をはじめとする科学者も加わり、「原子炉は本質的に危険なものである」ことを明らかにし、市をあげての大運動を1年数ヶ月展開して1959年に設置断念させた、「阿武山原子炉設置反対運動資料」を福島原発事故と重なるように2011年の夏に発掘したことが今すすめている運動の出発点になりました。

「本質的に危険な原発をなくしたい」の運動は、2011年末から「原発懇談会」の開催を重ね2012年春に開催した「原発設置反対小浜市民の会との交流ツアー」の成功をバネに、「原発を考える市民のつどい実行委員会」を設置し、原発設置反対運動を続ける小浜・明通寺の中嶌哲演住職を講師に茨木市民会館大ホールで「10・26原発を考える市民のつどい」を17人の「呼びかけ人」の呼びかけのもと成功をめざして、「原発なぜアカン」冊子発行・普及、「ペレットキーホルダー」の作成・普及、「阿武山原子炉設置反対運動資料」展示会、小集会、「市民のつどい賛同署名」の推進、「市民のつどい参加・資料引き換えチケット」の普及、「市民のつどい案内ビラ」の地域配布、商業紙への折り込み、街頭宣伝、つどい案内ポスター貼りだし、募金活動等々、多くの方の協力のもと運動をすすめ、「10・26原発を考える市民のつどい」は700人をこえる参加で大成功させることができました。

私たちは、「阿武山原子炉設置反対運動資料」を通じ、理不尽なことには一歩も引かず、「原子炉は本質的に危険なもの」という立場から、「自分たちの生まれ育った土地を護るためあくまで反対する」等の思いから市民と自治体、科学者と力を合わせて、「命を守る、暮らしを守る」要求で団結することで、市をあげての大きな運動に発展させることができることを学びました。

私たちは、「10・26原発を考える市民のつどい」成功をめざす運動を通じて、小集会や訪問・対話活動で、丁寧に訴え、意見交換することによって多くの人々から「原発なくそう」の賛同を得ることができたこと。
積極的な目標をかかげ、多くの方々の知恵を結集した活動をすすめることによって、前進できることも学びました。

 私たちは、「10・26原発を考える市民のつどい」で、心を込めて語られた中嶌哲演さんのことを、「「原発銀座」若狭で反対運動を続ける反骨の僧」と雑誌等で表されていますが、命をおろそかにする者には一歩も引かず、迫力をもって闘う人、人に優しい人、魅力ある和尚と思われた方は少なくないと思います。
 中嶌哲演さんは講演の中で、原発の恐ろしさを訴えられました。原発現場で働く労働者の内部被ばくの実態、地元住民の思いも語られました。そして、電気を大量使用している大阪などで「原発なくそう」の闘いを強めることが原発立地地元の住民を励まし、一致して「原発なくそう」のうねりをつくり出すことになることを訴えられました。改めて大阪・茨木での運動の重要性を学びました。

 私たちは、この間学んできたことを力に、「原発を考える市民のつどい実行委員会」で、これまでの運動をさらに強力、発展させる仮称「原発なくそう茨木市民の会」の結成をめざすこととしました。19人の方たちの呼びかけをいただいて、5月31日に結成総会を開催することを決めました。
本質的に危険な原発なくし、人にやさしい自然エネルギーへの転換を求めて行く市民の会を出発させることとしました。

私たちは、いま、なぜ力を込めて“原発なくせ“の運動をすすめていくのか、それは、安倍政権が原発事故から2年過ぎた今日も16万人の避難者をはじめ満足な補償も受けられず苦しい生活を強いられている被害者には目もくれず、福島原発事故が収束されていない今、電力会社や原発メーカー、経団連などの要請に応えて、原子力規制委員会が進めている「新安全基準」をテコに、「安全対策」を講じれば「原発は安全」と改めて「安全神話」をふりまき、休止中の原発再稼働、新規原発建設の動きを急速に強め原発推進へ一気にかけぬけようとしています。

安倍政権と、それを支援する原発推進勢力のなりふりかまわない策動に対して、この2年間すすめてきた「再稼働反対」、「原発ゼロ」を求める運動は首都圏をはじめ全国で、日々大きく前進しています。原発ゼロを望む市民の声はますます勢いを増し、国民の7割以上が「原発をやめる」ことを支持しています(朝日新聞2/16・17調査)。安倍政権は国会では多数に見えますが、「原発ノー」の民意は圧倒的多数です。

6月2日には、「さようなら原発1000万人アクション」、「原発をなくす全国連絡会」、「首都圏反原発連合」が連帯、共同して「原発なくせ」の大規模行動をおこないます。
7月には、原発の推進を許すのか、それとも原発をなくし、自然エネルギーに転換させる道を選ぶのかが鋭く問われる参議院選挙(7/4公示、7/21投票日予定)がおこなわれます。参議院選挙は、原発ゼロを求める私たちにとって、原発推進勢力に「原発ノー」を突きつける絶好のチャンスです。

私たちは、いま、原発をめぐる激しい攻防戦のまっただ中にいます。「止めても止まらない、動かせば動かすほど目にも見えない、臭いもしない猛毒をつくり出す原発」の稼働を許すわけにはいきません。
我が子や孫に、人にやさしい安心・安全の自然エネルギーを手渡したい。この願い実現をすすめる仮称・原発なくそう茨木市民の会結成総会と吉井英勝前衆議院議員を迎えての講演の夕べを成功させましょう。総会成功へ参加案内をひろめていきましょう。