職人町を通り過ぎ、宗祇水という湧水で有名な場所を目指します。川辺はどこでも心が和みますね。
通りには大きな郡上踊りの提灯が飾ってあります。9月初めまで30日間踊り続けていたそうです。お盆の時期は朝までの徹夜踊り、体力があるな~
宗祇水に降りて行く町並みも素敵です。
こちらが宗祇水、お水が滾々とわいていますが、ここの水は直接は飲まないでくださいとの添乗員さんのアドバイス、他の湧水でそのまま飲める場所にはコップが用意されているそうです。
連句もちゃんと飾られていました。室町時代、連句で有名な宗祇という人がここで時の郡上城主と連句をやりとりしたとか。それにちなんで今でも連句の会がよく催されているそうです。
どこを歩いていても風情がありますね。川辺では釣りをする人たちの姿も見えて、川、水とともに生きている町だと感じられます。
大正期の古い建物も残っています。ここは市役所だったところかな。
この建物のそばに野口雨情の歌碑が建っていました。「今夜あひませう 宮ケ瀬橋で 月の出るころ のほるころ」
野口雨情の歌には、「十五夜お月さん」とか「雨降りお月さん」とかお月様を歌った歌が多いですね。このようにきれいな景色の所で見る月はひときわきれいでしょうね。まして隣に心を寄せた人がいればなおさらです。
郡上八幡にはお城も残っています。山の上に立つなかなかきれいなお城です。お城への坂を上っていくと、途中に山之内一豊と妻の千代の銅像が建っていました。
賢夫人で有名な一豊の妻、千代は郡上八幡の出という説と四国の出身だという説があり、どちらかまだはっきりしないそうですが、こうして郡上八幡城の足下に愛馬と並んで立っているととてもしっくりきます。
まだまだ見たいところがたくさんあったのですが、そこは団体旅行、集合時間に遅れないようにバスの待つ場所に戻ります。
このバスは座席が広く、足が伸ばせてとても楽です。長く乗るのでバスの快適性も大事ですね。デザインもアメリカっぽくてかっこいいです。
駐車場に戻る途中で川の深い所があり、息子が「あー、ここが男の子たちが飛び込む橋だ」と言いました。なんだか郡上八幡の男の子たちはある年齢になるとここから川に飛び込むことで、男の子集団への仲間入りが認められるとか。一種の通過儀礼ですね。
橋から下を覗きこむとなかなかの深さです。これはビビりそう。郡上の男の子たちは大変だな。でも最近なら女の子でも「あたし、やりたい」という子がいそうです。私などもその口かな、うーん、ちょっと無理かな。
郡上八幡を離れて、今夜のホテルへ。 温泉があるそうなので楽しみです。
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