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11月初めに家族で宇都宮、日光を訪ねる旅行に行きました。
政府の肝いりで始まった go to トラベルを利用しようということからスタートしました。車で1泊で行ける所でどこにしようかと家族で相談し、娘が日光に1日9組しか泊まれない小さなホテルを見つけて、旅行予約サイトの一休を使って予約してくれました。旅行代金の35%が割引され、さらに15%相当の地域振興クーポンがつくということで、最大で50%の補助がつくというお得感たっぷりなキャンペーンですね。
難しい予約などはすべて娘に任せて、私は行きたいところをガイドブックやネットで調べて、あそこ行きたい、あれ食べたいと要望だけ出すことにしました。
幸い、家族4人の意見が何とかまとまり、まずは宇都宮に行き、一度訪ねたいと思っていた大谷資料館に行き、その近くの松が峰教会という大谷石を使って建てられたカソリック教会を見て、宇都宮餃子を食べるという1日目を決めました。家族4人とも初めて行くところです。
紅葉シーズンの飛び石連休の日・月曜、一番の心配は道路の渋滞です。朝早起きして、5時半出発、途中のパーキングエリアで朝食をとり、9時開館の大谷資料館に着く計画です。宇都宮餃子もいつもお店が混んでいるようで、あまり予定がはっきりとはたてられません。
日光の東照宮近くのホテルなので日光市内の車の渋滞も心配です。日光では見学は後回しにして早めのホテルチェックインにすることにしました。車をホテルに停めてからもし時間があったら歩いて行けるところを見学するというゆるい計画にしました。いつもぎちぎちに計画を入れる我が家としては珍しいことです。
お天気にも恵まれ、渋滞なしで無事に宇都宮に8時過ぎに着きました。大谷資料館にはまだ入れないので、近くにある平和観音という大谷石を切り出して作った観音様を見に行くことにしました。
観光客はまだ少なく、警備や誘導のスタッフの方たちが集合し始めたところでした。平和観音、迫力あります。周りの景色も素敵で、すっかりリラックスした我がファミリーです。
寒さ対策もばっちりで、朝早い時間でも凍えることはありませんでした。大谷石の採掘場は地下深くなので気温は真夏でも8度くらいと書いてあったので、ホカロンも持ってきたほうがよかったかしらと娘と話していましたが、そこまで寒くはありませんでした。
9時ちょうどに資料館に入り、階段をどんどん降りていきます。膝が痛い、関節が痛いといつも整形外科のリハビリにお世話になっているのに、今日はその痛みはどこに行ったのという感じで歩くことができました。
中に入ると、ずっと階段がつづき、地下深くの採掘場に行きます。とても広くて野球場がすっぽり入るほどの2万平方メートルの広さだそうで、深さは平均30m 、最深部は地下60m もあり、ピラミッドの内部に入ったような感じがします。
いろいろなライトアップやオブジェなども飾られてあり、とても素敵です。昔は低温の貯蔵庫としても使われていたそうです。
全体像がよく掴めないので、前の人の後をついて歩いて行きました。コロナ対策で、途中で人との間が密になりそうになると注意のアナウンスが流れます。どこから見ているのよと思いましたが、人感センサーが設置されているのでしょうね。
昔は手堀りで、切り出した石も人が担いで運んだそうです。こうした大谷石を使った建築ではフランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルが有名ですね。
今はこの素晴らしい空間を利用してさまざまなイベントに使われているそうです。映画やドラマの撮影やコンサート、いろいろな使われ方をしているそうです。
古くは薬師丸ひろ子主演の「セーラー服と機関銃」、最近では映画「るろうに剣心」やドラマ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」などに出てくるそうです。どこを映しても絵になります。
大谷資料館の見学時間は、約1時間くらいかかりましたが、詳しく見ればいくら時間があっても足りないくらいの魅力的な場所でした。
次回はなにかのイベントがある時に訪ねたいなと思いました。
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