緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

宮 英子さんの短歌

2013年12月26日 | 
朝日新聞の朝刊「ひと」欄に、宮英子さんが95歳で出した歌集「青銀色」の現代短歌大賞受賞記事が出ていました。
亡くなったご主人は有名な歌人である宮柊二さんです。

宮英子さんはお孫さん4人、ひ孫さん2人のいる元気なおばあちゃまで、近くに住む娘さんの助けを借りながら現在もひとり暮らしを続けているとのこと。

「青銀色」っていいですね。色の名前としては、宮英子さんの創作なのでしょうが、染めの色にそれらしき色があります。
私も年を重ねたら和服で過ごしたいな、「青銀色」の綸子の着物を着たいなと思ったことがあります。亡くなった母が好きで着ていた着物の色がそれに似通っていました。

和服で過ごす日常とは程遠く、ワンコとドタバタやっていますが、着付け教室には以前通い、練習すれば一人で着物が着れるかも…… まだちょっと無理かな。

朝日新聞に紹介されていた短歌、すてきです。

<老い患ひ 恋ひわづらひに 似て非なり なつかしよ 過ぎし人を思ふは>

なんとみずみずしい歌でしょう。こんな気持ちを持ちながら歳を重ねていけるなら百歳までも生きてみたくなります。

なんだか溝口健二監督の「西鶴一代女」を再見したくなってきました。夜鷹に身をやつした田中絹代扮する主人公が、五百羅漢の仏像にかつて彼女の人生の上を通り過ぎて行った男たちの顔を浮かび上がらせる名シーンがあります。

「なつかしよ 過ぎし人を思ふは」



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