私の最近考えていること。「笑いながら生きよう」
20代の前半で父が亡くなったとき、四六時中泣いていた。でも、そんなさなかに、朗らかに笑うオットと出会った。そうして私は笑顔を取り戻した。
その後、都立の障害者職業訓練校での講師の職に就いた時、私は生徒の前でいつも笑っている先生でありたいと思ったものだった。みんな辛い思いを胸の中に溜め込んで生きているのが分かったからだ。
そんな私が、今度は4つもの病気にかかってしまった。ごく最近のことだ。不治の病も含まれていた。最初は自分を哀れんで泣いた。オットともうすぐお別れなのかと思って泣いた。だけれども、泣いたところで悲しみは増し、行き着く場所はなかった。
私は今、辛いけれども、優しいオットの側にいられることに感謝して、また産んでくれた母に感謝して、笑って生きていこうと思っている。それが生きていることの証のように思われるからだ。