女のため息
あなたの姿を 陰ながら見て
胸を時めかして
これが愛かと思ってる
着いてゆきたい 何処までも
許されるなら 女のため息…
思うが侭に 過ぎゆく時が
この世にあればいい
無理なこと知ってはいるが
愛の運命は 陰涙(なみだ)
浮世の辛さ 女のため息…
風が運んだ この愛運命
なみだに映ってる
まだ打ち明けられないあなた
遠き落ち日の 赤い陽は
私の心 女のため息…
女のため息
あなたの姿を 陰ながら見て
胸を時めかして
これが愛かと思ってる
着いてゆきたい 何処までも
許されるなら 女のため息…
思うが侭に 過ぎゆく時が
この世にあればいい
無理なこと知ってはいるが
愛の運命は 陰涙(なみだ)
浮世の辛さ 女のため息…
風が運んだ この愛運命
なみだに映ってる
まだ打ち明けられないあなた
遠き落ち日の 赤い陽は
私の心 女のため息…
みれん町
恋の町 項垂れて なみだ町
あんなに好きで
夢にすがった 恋だけど
運命意地悪 涙が好きで
女虐めの 恋敵(かたき)…
夢に見た 憧れた 妻の座は
なみだで流れ
固唾を飲んだ 夢模様
幾日経って 変わらずにある
夢色蜻蛉 雨情(なさ)け…
侘しくて 一人きり みれん町
思い忘れず
離れられずに 哀しさが
思いで多く 私を責める
涙の雨が 身に落ちる…
空が啼いてる
空が啼いてる 星が見えない
雲が風に流されて
雨が降り始め 哀しみ模様
あなたに嫌われ
哀しみ背負い
生きる場所が 見当たらない
そんな哀しい 女です あゝ
空が啼いてる 匂い哀しい
季節の草花たちが
花びら散らして 枯れはじめてる
恋の終わりには
涙のしずく
この身に溢れ 肩に一粒
ポエムの匂い 星の陰 あゝ
空が啼いてる 明日は来ない
風に吹かれ涙でる
残る寒さだけ この身に染みる
生きる人々が
渦に巻かれて
消えかかっては ひたすら雨に
流されてゆく 哀しくて あゝ
もう若くない 恋などしない
あなたの他に 私決めました
あゝ あゝ
紫陽花の別れ
紫陽花の花のような 心がわりか
許せない あんなにも
好きだなんて 口説いておいて
これからどうしたらいいの
一人暮らしに 戸惑うばかり
でも責められない あゝ…
紫陽花の花のように 花先濡れて
春遅く 花が散る
もう夏近い 終わった恋の
行き場迷う女道(みち)
未練に生きる 哀しいけれど
でも泣いたりしない あゝ…
紫陽花の花のように 小雨に濡れて
色変わり 枯れ姿
なんて惨めな 季節の終わり
私の恋に似ている
風に吹かれて 恋散る浮世
でも負けたりしない あゝ…
北のともし火
遠い目をして 何処を見ている
別れ話の途中で
言いづらいことなら
黙ってりゃいいものを
浮気な風に吹かれて
何処へゆくのやら
あゝ北のともし火…
我侭ばかり 言って来たけど
そんな女でごめんなさい
涙が止まらない
冷めたコーヒー飲み干して
足を組みかえる私
でも恨まない
あゝ北のともし火…
別れは辛い この身濡れて
星も瞳も翳ってて
どんよりな空が
濁った吐息が聞こえる
冷たい息して
女が侘しい
あゝ北のともし火…