どうにもならない 思いが深い
そんな恋すがた 私にはある
あなたを心に 今日も忍ばせて
ひとり歩くの 小雨に濡れて
白い蝶の 未練まち…
裸足で追いかけ 胸にすがって
行っちゃ嫌よと 泣いてた昨日
明日が見えない 涙雲のような
そんな恋でも 私の宝(たから)
涙の城跡 未練まち…
おんなは弱い 生き物だから
虐めないでね もうこれ以上
浮気なら平気 眼を瞑り許せる
だから帰って 恋の巣箱に
女の心 未練まち…
そうねだから 愛してあなた
東京未練まち あゝ…
逢いたいなんて 思ってみても
塞がれた関係 逢えずにいるワ
あなたにはいい妻がいるワ
今年三つの 子供がいるワ
だけど だけど 愛しやまない
せめて二人の時は
指輪なんか外して
お願いだから 振り向いて欲しい
あゝ涙の東京 東京…
今夜もひとり あなた待つ身の
あてない侘しさに 陰で涙の
遣る瀬無い女がいるワ
風と話しを する寂しさに
嫌ね 嫌ね 私お馬鹿さん
愛が欲しいばかりに
誰かと話しをして
気を紛らわし 陰で泣いている
あゝ涙の東京 東京…
せめて二人の時は
指輪なんか外して
お願いだから 振り向いて欲しい
あゝ涙の東京 東京…
横殴りの こんな雨だけれど
命と決めた人だもの
傘をさして 濡れながら
道の陰から お部屋の灯りを
見つめている
今はそれだけで 幸せだから
あゝ雨と命のブルース…
好きと言えず 一人の情けなさ
辛いことにも耐えてゆく
これが最後の 恋だけど
もう決めました 生命の限り
試練の道を…
今は片恋の 辛いじんせい
あゝ雨と命のブルース…
雨上がりの 空に星が見えてる
いいことありそうな気がして
思わず心 緩んだけれど
おんなの感ね…
夢が広がる 生甲斐だけど
あゝ雨と命のブルース…
これで別れようか 橋を流れる釧路川
忘れるもんか 忘れはしない
季節にはまだ早い 凍てつく風に
ふたりの愛が 散っていった
そんな昔が ありました…私
最後の思いでに 橋の袂で許すキス
愛なんてない 見えすいた嘘
思いでの釧路川 ヌサマイ橋の 影が映って 夕陽に沈む
そんな昔が ありました…私
あれよあれよと 矢の様に月日が流れ
今も孤独で 暮らしています
あゝシベリア下ろしの 舞い飛ぶ鶴の
心に残る あなたの写真
そんな昔が ありました…私
そんな昔が ありました…私
泣いてどうなる…神戸 わけじゃない
戻りの恋なんて 哀し過ぎるから
ほどほどに 思いでワルツ
哀しみを 積み重ねて
なみだながした 一筋の恋よ あゝ…
夢を追っても…神戸 様にならない
傷を残したまま 泣きを見たままで
この命(いのち) 女捨てたい
それほどに 辛いから
諦める恋い その方がいいワ あゝ
もう駄目だから…神戸 苦しみ怺え
明日に生きることが
霊(いのち)が抜けたままの
愛の身が 軽すぎる
人生なんて 哀しすぎるから あゝ
