サヨナラ札幌
あなた待ちます 駅の隅で
流れる涙を 恨んでも
それが運命なら
しょうがない
綺麗な花でさえ
いつかは散ってゆく
あなたは来ない
登り列車の サヨナラ札幌…
窓に小さく さよならの文字
揺する風の音 目になみだ
女の命(いのち)が
痛く千切れて
窓に潤む星影
引かれる心さえ
未練にぬれる
登り列車の サヨナラ札幌…
哀しいなみだ 女の敵(かたき)
揺れる列車に 思い掠れ
心に嘆いた
サヨナラの文字
これでもう逢えないと
頬になみだ零した
我が身の辛さ
登り列車の サヨナラ札幌…
あの人に駄目と 言われたけれど
抑えきれない 我が身がいる
好きなものは しょうがない
許してね 女の我侭
堪らなく 恋しているの
風の吹く侭に 大阪ごころ あゝ…
死んでもいいのよ 覚悟を決めて
あなた追いかけ 北国の町
燃え尽きたいの 一人きりを
せめてもの 女の立場
わかってと 拝んだ願い
女の人生 大阪ごころ あゝ…
季節に抱かれて 我が身が落ちて
女の素直さ あなたにあげる
だから受けてよ もう戻れない
なにもない ボストンひとつ
恋を詰め はるばる来たの
あなた頼りに 大阪ごころ あゝ…
