愛染隼人の女の詩集 神戸の夜

堪えていたね　今にも泣きそうな
崩れた顔して　口びる噛んで
女のなみだ　見たくはなかった
遠回り　本音は言わずに
別れを選んだ　
悪者の僕だけど　神戸の夜　あゝ

君のしあわせ　風のなかの叫び
その胸に抱いた　時代の喜び
ただ見たいから　折れただけのこと
好きなくせに嫌いなふりで
女の気持ちを
わからないわかじゃない
神戸の夜　あゝ

遠回り　本音は言わずに
別れを選んだ　
悪者の僕だけど　神戸の夜　あゝ