愛染隼人の女の詩集 孤独

　　　

あなたに嫌われて　彷徨いながら

明日への道を　探して歩いても

迷うばかりで　

どうしたらよいか

雨のなかを　濡れながら

寒さにふるえる　あゝおんなです…

孤独で寂しいの　ひとりぼっちで

光をくれるなら　明日が見えてくる

生命吹き返す

ことも出来るのに

それも夢なのね　嘘でしょ

おんなは辛い　あゝ生き物ね…

なみだの雨降る　傘なし歩く

二人のネオンが　消えてゆくけど

駅前あたりの

飲んだくれた町

もう返らない　思いでが

泣き泣き思う　あゝ町雨すだれ…