彼は、私達母娘の家に連日来て、かつ非常に長っ尻で、5時間とか平気で
ありました。お昼時になってもい続けるので、昼食を出していました。
建築に素人の私達母娘の前で、建築やその他のことを(知ったかぶり)を
とうとうと話されていました。「大学で講義を受けてるみたい」と母が言うと
「あれはわかっとらんやつらが教えよると」と言って、自分が大学教授以上の人物だと
暗に言いました。
また、訊いてないのにスケールの壮大な武勇伝や自慢話を長時間語り続けました。
彼によると、彼が設計士として力を発揮しのし上げた会社が天下をとったそうです。
でも、今思うとそれらはすべて嘘だと思います。彼は、病的な虚言癖でしたから。
彼は借金まみれで、家庭内でも妻のパート収入に養われていて自分の娘が困っていても
援助さえできない状態でした。
私達は含蓄ある高邁なことを語る彼に騙されて、尊敬の気持ちで彼を見ていたのですが、
彼は普段誰からも相手にされず私達女2人の前で連日 自分の虚像を自慢してその場での
快楽を得ていたのでした。彼の自慰行為に使われていたことに気づいた今では、
その卑小さに震撼しています。私達の時間を返して欲しい…
人は誰でも、なにかすごいことや立派な仕事をして自分を認めて欲しいと思うものですが
私達女2人の家の食卓で、その場の自己顕示欲を満たすことを一心に楽しんでいたと思うと
なんというセコい快楽だろうと思います。彼は昭和17年生まれのおじいさんです。
また彼は「自然に帰ろう」という哲学を謳っていて資本主義には反対している
俗世離れしたおじさんのはずなのに、自分が参謀としてのし上げた会社が天下をとったと
雄々しく自慢する(虚言癖)のも矛盾しています。また、彼はいつも私たちに
「自然との共存」「自由な一匹狼」「反体制」「反権力」といった哲学や生き方を
アピールする割に、ふつうに権威主義なのも気になりました。
帝国ホテルのとか大企業の○○がとか言って巨大な権威に寄りかかって間接的に自分を
格上げされても、私達はそういった権威に関心がないから「だから何?」と感じていました。
私は、彼が自己愛性人格障害ではないかとほとんど確信をもって思っています。
彼がその特徴を網羅しているからです。
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MDSマニュアル家庭版 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)より
自己愛性パーソナリティ障害は、優越感(誇大性)、賞賛への欲求、および共感性のなさの広汎なパターンを特徴とします。
・自己愛性パーソナリティ障害の患者は自分の能力を過大評価し、自分の業績を誇張し、他者の能力を過小評価する傾向があります。
・自己愛性パーソナリティ障害の診断は、自分の重要性と才能についての誇大な、根拠のない感覚、無条件に賞賛されたいという欲求、特権意識などの特定の症状に基づいて下されます。
自己愛性パーソナリティ障害の患者は、自分の価値を過大評価(誇大性と呼ばれる)しています。また患者は自尊心に問題を抱えています。優越感や自尊心を高めるために、患者は以下のことをします。
・特別な人物と関わる
・優れた機関との関わりをもつ
・他者を低く評価する
また患者は賞賛されることを望みます。
自己愛性パーソナリティ障害は一般の人の最大6%にみられます。男性により多くみられます。
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(MDSマニュアルプロフェッショナル版 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)より)
自己愛性パーソナリティ障害は誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如の広汎なパターンを特徴とする。
自己愛性パーソナリティ障害患者は自尊心の調節に困難を有するため,賞賛および特別な人物または機関との関係を必要とする;優越感を維持するために,他者を低く評価する傾向もある。
・自分の重要性および才能についての誇大な,根拠のない感覚(誇大性)
・途方もない業績,影響力,権力,知能,美しさ,または無欠の恋という空想にとらわれている
・自分が特別かつ独特であり,最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている
・無条件に賞賛されたいという欲求
・特権意識
・目標を達成するために他者を利用する
・共感の欠如
・他者への嫉妬および他者が自分を嫉妬していると信じている
・傲慢,横柄
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・自分に対して誇大なイメージを抱き、注目や称賛を求める。自己への誇大妄想。
・「自分は特別」「自分はできる人間だ」という思い込みが強い
・権威に寄りかかって自分を間接的に格上げしようとする。
・本当の姿(実態)に対するありのままの評価を受けつけない。
・他者を搾取・利用の対象として見ている(自己中心的な目的の為のモノ扱い)
ので、共感能力がない。相手の立場に立って物事を考えることができない。
自らの成果や目標達成のために、友人を利用したり裏切ったりという行為をする
・共感能力がないが、演技力は高く、相手に取り入る能力がある。(でも矛盾が垂れ流し)
・搾取するターゲット(カモ)を見分ける嗅覚が異常に鋭い
・わがままかつ傲慢な性格のため、あまり自分の意見を言えない人を従えて
あたかも自分が一番偉いかのように振る舞う
・その身勝手な搾取で人に損害を被らせても責任をとらない とれない
・「自分は悪くない」「自分のせいではない」という理由を探して、
自分によって膨大な損害を被っている場から逃げるように居なくなる。
・自らの責任を担おうとしない無責任さ。周囲を唖然とさせる。
・責任逃れや自己正当化の為なら呆れるような屁理屈を言う
すべて、見事に矢野一光氏の特徴です。
彼が病的だと感じたのは、彼は本気っぽいんです。
実際には俗以下なのに、自分が人より超越した力をもっていると思い込んでいて
町長選にも立候補した経歴があります。当然落ちました。彼の評価は低いというか
彼を知る人達からは総スカンで孤立して誰からも相手にされていなかったのですから。
被害者である私達は、今となってはそれが誰よりもわかっています。
でも彼は、そんな周囲を見下して、自分を大いなる人物だと信じている様子でした。あんぐり
正確には、自分にそこまで強い催眠(自己洗脳)をかけて生きているように見えました。
正気が残っていれば、あのような壮大な勘違いはできない筈です。
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