当時、オーガニックの知識がなくて、資料をもらって勉強
地球環境の事もあったので、取り組む事になった.
所が、その糸を作っている人が 私が大阪で最初にはたらき始めた(かれこれ30年前)会社と取引があり、その当時、実際に仕事をした事のある方だった.
彼がアメリカの農場に行って、実際にオーガニックの農場や設備を確認して取り組んでいたので
安心して、私の知っている織物を織る工場に糸を買ってもらうように依頼.
最初の帆布を1000mから織る事にしました.
びっくりしたのは、20トン程にオーガニックの棉がそれぞれ、どこの農場の誰が作った物かがリストアップされて、農務省の認証を受けていたのです.
日本では考えられ難いことです.
信頼感がますばかりでした.
実際に織物が出来上がり、お金を支払ってから、最初の生地が売れるまで、一年かかりました.1000mが消化出来たのは3年かかりました.その頃から、オーガニックに世の中関心が高まったようです.残念ながら理想と現実は違います.
追加ロットが1000m単位なので、貧乏会社では追加発注が大変.資金が寝てしまう訳ですからね.
次第に関心が高まると、オーガニックを始める会社が増え、いかがわしいオーガニックコットンを始める.ひどい商社は5%のオーガニックコットンが織込んであれば良いと称えて、製品を売り出す始末です.
真摯に始まった仕事が 物を売りたいがために、崩壊してしまいました.
そんな事情もありましたが、私の力不足なのですけどね.
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