車庫の奥を椿の生垣にしている。蕾もかまわず切り揃えているが、それでも残った蕾
が花を咲かせていた。
一人暮らし二年目のお正月が過ぎた。年末は家中やや念入りに掃除はしたが、やは
りまだおめでたい気分にはなれないでいる。
元旦に届いた妹からの大きな宅急便が、唯一のお正月気分を味あわせてくれた。
七日頃までは御近所さんとはお目にかかる事もなく、寒いのでお互いに皆さんどうして
いらっしゃるかなーと思いながらそれぞれ引きこもりの様だった。
今日、回覧板が廻って来て久しぶりの立ち話とはいっても話題は以前からの繰り返し
行動範囲が年とともに限られてくるので変わった話題に発展しないのは仕方がない。
あり余る時間がある筈なのに何となく一日が過ぎてしまう。家中整理するものが目に
付くが捨ててしまうのにはまだ切ない。一人になって思う老後は沈んでいく夕日の様
にも思えるがその前に何でもいいから、ほんの少し輝けたらなァー
きみどりさんの絵、好きです。
こんな絵が描けるきみどりさんは、
しっかり輝いていると思うんだけどな。
妹には心配かけたり世話になったり、とんでもない姉です。
何にもして上げられなくて、感謝しているんです。