ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■スケッチに思いをのせて~昭和初期文化住宅

2007-05-11 23:59:09 | ■建築-計画物件
昨日今日と図面&模型を作って、明日は静岡で打ち合わせ!
と、思っていたのに「新幹線代もったいないから」という所長の一声で・・・
打ち合わせに参加できなくなってしまいました。

あ~~~。
一生懸命案を作ったのになぁ。



とりあえず、自分が打ち合わせに参加できない分、”気持ち”を模型とスケッチにこめて無事次のステップに進めることを願う。

今回の計画は、お客さんの要望である「昭和初期・文化住宅」というイメージを形にしたもの。
しかしながら、お客さんに借りていた参考資料ではイマイチイメージを掴む事が出来ず試行錯誤。
洋風から純和風”風”まで。
昭和初期の建物の資料を探すも、あまりいい建物がないんですよね。
どれも豪邸。
文化住宅とは、大阪の共同住宅をいうはずなんだけど、どうも借りていた資料とイメージが一致せず・・・



敷地が道路より低い条件をどうクリアするか?
それだけでなく、擁壁の事、排水の事、位置指定道路の問題や、高度斜線など厳しい条件がたくさん。
とりあえず、手を動かしながらの試行錯誤。
コレだっていう外観が決まらないものの、気持ちはお客さんに伝わるだろうか?



あ~コレは失敗。
なんだか銭湯みたい。
どうにも、キチット自分が「昭和初期・文化住宅」という命題をイメージできていないのでなんだかぼんやり。



その点、模型は便利だ。
真っ白な模型にお客さんが自ら色を付けてくれるから。



本当は、自分のイメージ伝える前に、お客さんのイメージをキチンと把握しに行きたかったのになぁ。
まぁ、打ち合わせがうまくいくことを祈ります。

---

しかし、昔は斜線制限(第一種高度斜線:5m+0.6A や 軒高7m超→日影規制)なんてものはなかったんだろうからもっと自由に屋根のデザインが出来たんだろうなぁ。
30坪程度の住宅ではどうにも雰囲気が作れない・・・
もっと屋根を立派にしたいんですけどねぇ。

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■昭和初期住宅の第2案はこちらから

※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (no.502)
2007-05-14 17:04:43
あれ?
スケッチ上手いねえ。
僕は最近ちゃんとしたスケッチ描いてないから、今日からちゃんとスケッチ描きます。
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手間をかけずに・・・ (akatuki)
2007-05-15 09:34:08
>no.502さん

いえいえ・・・
模型写真を下書きに、ちょろっと書き上げたものなのでなんとも・・・
どうしても、プレゼンの直前は時間がなくてしっかりとスケッチを書く時間がないものですよねぇ。

どうも、CADばっか使っていると感覚が鈍りそうなので、時々手を動かそうと心がけています。
返信する

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