2006年12月26~2007年1月5日に訪れたモロッコ・スペイン旅行の写真⑤
建築家アントニオ・ガウディの作品紹介第二話。
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アントニオ・ガウディの代表作カサ・バトリョ。
小屋裏にドラゴンが住んでいるかのようなデザイン。
モザイクタイルの使い方が実に見事で、まるで生きているよう。
この建物は、5階建ての建物の全面改装という形でガウディが手を入れた。
1階は店舗。2階をバトリョ氏が利用し、3~5階を家族の住居、賃貸として利用されていました。
そして、2002年から建物の内部が一般公開されるようになりました!
入場料16.5ユーロ(2500円)はちょっと高いですが、日本語のオーディオも貸し出していただけるので、ゆっくり解説を聞きながら鑑賞することが出来ます。
チケットを購入するのに30分ほど掛かりましたが・・・
外観などディテールを眺めているうちにあっという間に順番が来ました。
エントランスをくぐり、始めの扉を開けると!
そう、熱で溶け出したような歪んだ空間が出現。
まるで、ドラゴンの胎内の様。
階段のササラがまるで竜の背骨の様にも見える。
竜の背骨を登り振り返るとこんな感じ。
ここが竜の胎内だとしたらあそこは肛○?とかちょっと考えながら観察。
次は暖炉の間。
なんか不恰好な所が可愛い。
このカサ・バトリョは換気の事がとても良く考えており、各室を繋ぐ建具にはこのようなガラリがついています。
このガラリをスライドして給気量を調節するのです。
また、各室を繋ぐ建具にはこのようなステンドグラスの欄間が取り付けられています。
換気だけでなく、採光にも気を使っていることが伺えます。
グラシア通りに面したメインの居間。
天井から突き出た照明。
ちょっとケーキの生クリームの様。
廊下と繋ぐ、採光・換気用の小窓。
スペインの巨匠ダリの絵に出てきそうなデザインだ。
裏庭に面するダイニングルーム。
テラスに出る出口にドンと建つ二本の柱。
これは一体何の為?
小屋裏の回廊。
高窓からこぼれる光。
背骨の様なデザインが作り出す陰影は格別。
小屋裏部屋。
ほんと、こんな小屋裏は素敵過ぎ!
ガウディ・作品に共通して言えるのだが、こういった床材のデザインが素晴らしい。
屋上に続く階段。
こじんまりとした螺旋階段がほんといちいち可愛らしい。
屋上にはガウディの独特の換気口が。
ドラゴンのシッポ?手?の様なデザインで、建物以上に力が入っているところがまた凄い。
また、グラシア通り側のドラゴンの鱗を間近で眺める事も出来る。
廃材タイルを利用した美しい色彩。
屋上からは、サンティアゴ・カラトラヴァのモンジュイック・タワーが見える。
バルセロナオリンピックの時代に造られた近代建築の並ぶモンジュイックの丘。
帰りはエレベーターで中庭を通って降りる。
中庭は薄いブルーのタイルでグラデーションが付けられているのですが、階段に備えついたガラス手摺が面白い。
なみなみのガラスにそのブルーのタイルが映り込み、海の中を散歩しているかのよう。
自分が歩くと、光が変化して綺麗に揺らめくのだ。
さて、今度こそエレベーターに乗ってカサバトリョを後にします。
サグラダ・ファミリアに対し酷評だった私ですが・・・
このカサ・バトリョには恐れ入りました。
ほ~~~んとうに素晴らしい!
扉をくぐる度に全く違う空間が出現し驚かされる。
そして、今まで見たことのない曲線を多用した室内。
(直線が一切ない)
家の図面を書いている者にとって衝撃が多く、図面で意思を伝えるというやり取りの弊害を改めて感じました。
図面を書くばっかりに四角い家になってしまうし、特に壁は垂直になりがち。
グリッド(通り芯)をかくばっかりに家の形を制限させているのは我々建築家なのです・・・
ガウディの思想・手法はそう簡単には真似できないけど、いつかはこういった要素をもった家を建ててみたいものだ。
しかし、それには莫大な労力とお金が必要で・・・
グエルさんみたいなパトロンがいないと難しいんですよね。
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■カサ・バトリョの公式HPはこちらから
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■モロッコの写真はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行①(ロンダ・コルトバ)はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行②(コルドバ・バルセロナ)はこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 サグラダ・ファミリアとグエル邸はこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 グエル公園、カサ・ミラはこちらからご覧いただけます。
■AkatukiのHPはこちらからご覧いただけます。
海外旅行の写真をはじめ雑多な情報を公開しています。
建築家アントニオ・ガウディの作品紹介第二話。
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アントニオ・ガウディの代表作カサ・バトリョ。
小屋裏にドラゴンが住んでいるかのようなデザイン。
モザイクタイルの使い方が実に見事で、まるで生きているよう。
この建物は、5階建ての建物の全面改装という形でガウディが手を入れた。
1階は店舗。2階をバトリョ氏が利用し、3~5階を家族の住居、賃貸として利用されていました。
そして、2002年から建物の内部が一般公開されるようになりました!
入場料16.5ユーロ(2500円)はちょっと高いですが、日本語のオーディオも貸し出していただけるので、ゆっくり解説を聞きながら鑑賞することが出来ます。
チケットを購入するのに30分ほど掛かりましたが・・・
外観などディテールを眺めているうちにあっという間に順番が来ました。
エントランスをくぐり、始めの扉を開けると!
そう、熱で溶け出したような歪んだ空間が出現。
まるで、ドラゴンの胎内の様。
階段のササラがまるで竜の背骨の様にも見える。
竜の背骨を登り振り返るとこんな感じ。
ここが竜の胎内だとしたらあそこは肛○?とかちょっと考えながら観察。
次は暖炉の間。
なんか不恰好な所が可愛い。
このカサ・バトリョは換気の事がとても良く考えており、各室を繋ぐ建具にはこのようなガラリがついています。
このガラリをスライドして給気量を調節するのです。
また、各室を繋ぐ建具にはこのようなステンドグラスの欄間が取り付けられています。
換気だけでなく、採光にも気を使っていることが伺えます。
グラシア通りに面したメインの居間。
天井から突き出た照明。
ちょっとケーキの生クリームの様。
廊下と繋ぐ、採光・換気用の小窓。
スペインの巨匠ダリの絵に出てきそうなデザインだ。
裏庭に面するダイニングルーム。
テラスに出る出口にドンと建つ二本の柱。
これは一体何の為?
小屋裏の回廊。
高窓からこぼれる光。
背骨の様なデザインが作り出す陰影は格別。
小屋裏部屋。
ほんと、こんな小屋裏は素敵過ぎ!
ガウディ・作品に共通して言えるのだが、こういった床材のデザインが素晴らしい。
屋上に続く階段。
こじんまりとした螺旋階段がほんといちいち可愛らしい。
屋上にはガウディの独特の換気口が。
ドラゴンのシッポ?手?の様なデザインで、建物以上に力が入っているところがまた凄い。
また、グラシア通り側のドラゴンの鱗を間近で眺める事も出来る。
廃材タイルを利用した美しい色彩。
屋上からは、サンティアゴ・カラトラヴァのモンジュイック・タワーが見える。
バルセロナオリンピックの時代に造られた近代建築の並ぶモンジュイックの丘。
帰りはエレベーターで中庭を通って降りる。
中庭は薄いブルーのタイルでグラデーションが付けられているのですが、階段に備えついたガラス手摺が面白い。
なみなみのガラスにそのブルーのタイルが映り込み、海の中を散歩しているかのよう。
自分が歩くと、光が変化して綺麗に揺らめくのだ。
さて、今度こそエレベーターに乗ってカサバトリョを後にします。
サグラダ・ファミリアに対し酷評だった私ですが・・・
このカサ・バトリョには恐れ入りました。
ほ~~~んとうに素晴らしい!
扉をくぐる度に全く違う空間が出現し驚かされる。
そして、今まで見たことのない曲線を多用した室内。
(直線が一切ない)
家の図面を書いている者にとって衝撃が多く、図面で意思を伝えるというやり取りの弊害を改めて感じました。
図面を書くばっかりに四角い家になってしまうし、特に壁は垂直になりがち。
グリッド(通り芯)をかくばっかりに家の形を制限させているのは我々建築家なのです・・・
ガウディの思想・手法はそう簡単には真似できないけど、いつかはこういった要素をもった家を建ててみたいものだ。
しかし、それには莫大な労力とお金が必要で・・・
グエルさんみたいなパトロンがいないと難しいんですよね。
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■スペイン旅行①(ロンダ・コルトバ)はこちらからご覧ください。
■スペイン旅行②(コルドバ・バルセロナ)はこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 サグラダ・ファミリアとグエル邸はこちらからご覧ください。
■アントニオ・ガウディ作 グエル公園、カサ・ミラはこちらからご覧いただけます。
■AkatukiのHPはこちらからご覧いただけます。
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まだスペインは未開の地ですが、ガウディをはじめとした名建築・そしてデザイナーズホテルやクラブ等など、次に行きたい海外候補No.1です(あと食事も楽しみ)!!!
また次回お会いした際には、ゆっくりとお話聞かせて下さい。
楽しんでいただき光栄です。
ほんと、まだまだ見所盛りだくさん。
一回の旅行でスペインは語りつくせないですね。
そのうちHPの方にもっと大量の写真を載せる予定なので楽しみにしててくださ~い。
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