雪もなく穏やかな新年を迎え、ちょっと出かけてきました。
安波山からの市内展望へと向かいます。快適に安波山展望台へと上って行きますが、日陰は一部アイスバーン状態。天気は良いのですが気温が上がらず、以前降った雪が少し解けては凍るを繰り返しているようです。勾配がキツイ分、下りは要注意です。
潮見町方面を望むと、大きな建物を除き被災した建物の殆どが解体終了しています。そしてズームアップすると、改修等作業現場の緑色の防風ネットがあちこちに確認できます。
雪も少ない年明けですが、風は冷たく、それでも木々はもう少ししたら芽吹くぞと、陽の光を浴びてじっと耐えているようでした。
8合目の展望台まで上ると、鹿折地区が一望できます。建物は殆ど解体され、基礎部分の撤去も進み更地となっています。まもなく盛土・かさ上げが始まることになるのでしょう。
とても天気が良く、室根山の方もはっきり見えそうなので、西の方に少し足を延ばしてみます。
震災遺構として残こすのか、議論されている第18共徳丸。
周辺の更地化が進み、これまで以上に目立っています。
西に向かうにつれ、雪が降った路面状況へと変わっていきます。
室根山は白く雪をまとい、全容を現してくれていました。
戻って市内で昼飯とし、岩井崎方面へと向かいます。
階上地区で処理を待つ、燃やせるガレキの山々。
何やらその山の上面に黒い棒のようなものが見えます。ガレキの山に溜まるガスや熱を放出するパイプのようです。かなり太いパイプのようです。
地福寺の向かいから、ガレキの山を処理するプラントが見えてきましたが、大きなテントのような建物と囲いがプラントを隠しています。
少し南の方に移動してプラントを捉えます。
かなり大きなものです。これと同じようなものが、小泉地区にも建設されているのでしょうね。
プラントの先には、慰霊塔だけが目に入ってきます。
その先のプロムナードセンターは解体され、それに隠れていた水産試験場の建物がポツンと残っています。
そして、岩井崎の駐車場向かいに、新築中の建物が目に飛び込んできました。
以前にあった民宿の新築でしょうか。
この場所にあった、民宿「沖見屋」さんのようです。新たに食堂を併設して民宿を再開するそうです。
以前よりも基礎を高くし、だいぶできあがってきていました。
こういった震災からの復興への動きに、うれしさを感じずにはおれません。
向かいの駐車場に車を駐めようとすると、岩井崎灯台の方向に、ひときわ目立つ色の建物が見えます。車を駐めずに、直行します。
ログハウスのような建物の後ろに、少し離れてトレーラーハウスがあって、その間に薪が積み上げられています。実際に生活されている家なのでしょうか。不思議なのは、建物の前に設置された自動販売機、そして人の気配がないのです。
建物入口の脇に看板があって、NPO法人「World Vision」が2012年10月に寄贈、「mini-house」、「この子を救う。未来を救う。」と銘打った看板が掲げられていました。
確認したところ、この建物は昨年末から復活した、階上の塩作りの体験施設として活用されているようです。
ところで、同じ建物を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
それが右の画像。イオン入口にある店舗(釣具屋さん)で、ミニハウスの展示場を兼ねているものなのです。
ミニハウスの先にある公園の看板は、今も少し傾いたままですが、その先の海は何事もなかったかのように、どこまでも青く続いています。
この看板の向かい側に、岩井崎の新しい観光資源となっている「竜の松」があります。
陽が傾いてきていて、「竜の松」は海面に反射する陽の光に隠され、蜃気楼のように目に映ります。
私が最初にこの松が龍に見えると思ったのは、一昨年の9月初め。
ちょうど翌年が辰年だったので、そのときの携帯画像を年賀状の背景にして、「気仙沼岩井崎の松は、津波に立ち向かう龍となってその姿を現しました」とコメントして、全国の友人などに送ったのでした。それ以来の再会です。
ここから、ガレキ処理プラントや北上山系の山々もはっきりと見えます。
しかし、この日は吹き抜ける風がとても冷たく、多くの方がここを訪れているのですが、殆どの方々がそそくさと車に引き返していました。
今回、出かけてみて思うことは、少しずつですが確実に復興への歩みが始まっているということです。
追伸
ガレキ処理プラントの日没後
以前、この周辺に明かりがなかったので、プラントの明かりは国道からも確認できます。
ライトアップをしている訳ではないのでしょうが、他に明かりが無く、暗闇に浮かび上がる光景は、少し幻想的な感があります。
近づくにつれ、囲む塀が視界そして明かりを遮り、プラント東側でカメラを構えますが、明かりに照らされる上部しか写し込めません。左手には、専用橋桁に飾られたイルミネーションも見えます。
ついでに、カメラを上下移動してみました。
(O.920)
安波山からの市内展望へと向かいます。快適に安波山展望台へと上って行きますが、日陰は一部アイスバーン状態。天気は良いのですが気温が上がらず、以前降った雪が少し解けては凍るを繰り返しているようです。勾配がキツイ分、下りは要注意です。
潮見町方面を望むと、大きな建物を除き被災した建物の殆どが解体終了しています。そしてズームアップすると、改修等作業現場の緑色の防風ネットがあちこちに確認できます。
雪も少ない年明けですが、風は冷たく、それでも木々はもう少ししたら芽吹くぞと、陽の光を浴びてじっと耐えているようでした。
8合目の展望台まで上ると、鹿折地区が一望できます。建物は殆ど解体され、基礎部分の撤去も進み更地となっています。まもなく盛土・かさ上げが始まることになるのでしょう。
とても天気が良く、室根山の方もはっきり見えそうなので、西の方に少し足を延ばしてみます。
震災遺構として残こすのか、議論されている第18共徳丸。
周辺の更地化が進み、これまで以上に目立っています。
西に向かうにつれ、雪が降った路面状況へと変わっていきます。
室根山は白く雪をまとい、全容を現してくれていました。
戻って市内で昼飯とし、岩井崎方面へと向かいます。
階上地区で処理を待つ、燃やせるガレキの山々。
何やらその山の上面に黒い棒のようなものが見えます。ガレキの山に溜まるガスや熱を放出するパイプのようです。かなり太いパイプのようです。
地福寺の向かいから、ガレキの山を処理するプラントが見えてきましたが、大きなテントのような建物と囲いがプラントを隠しています。
少し南の方に移動してプラントを捉えます。
かなり大きなものです。これと同じようなものが、小泉地区にも建設されているのでしょうね。
プラントの先には、慰霊塔だけが目に入ってきます。
その先のプロムナードセンターは解体され、それに隠れていた水産試験場の建物がポツンと残っています。
そして、岩井崎の駐車場向かいに、新築中の建物が目に飛び込んできました。
以前にあった民宿の新築でしょうか。
この場所にあった、民宿「沖見屋」さんのようです。新たに食堂を併設して民宿を再開するそうです。
以前よりも基礎を高くし、だいぶできあがってきていました。
こういった震災からの復興への動きに、うれしさを感じずにはおれません。
向かいの駐車場に車を駐めようとすると、岩井崎灯台の方向に、ひときわ目立つ色の建物が見えます。車を駐めずに、直行します。
ログハウスのような建物の後ろに、少し離れてトレーラーハウスがあって、その間に薪が積み上げられています。実際に生活されている家なのでしょうか。不思議なのは、建物の前に設置された自動販売機、そして人の気配がないのです。
建物入口の脇に看板があって、NPO法人「World Vision」が2012年10月に寄贈、「mini-house」、「この子を救う。未来を救う。」と銘打った看板が掲げられていました。
確認したところ、この建物は昨年末から復活した、階上の塩作りの体験施設として活用されているようです。
ところで、同じ建物を見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
それが右の画像。イオン入口にある店舗(釣具屋さん)で、ミニハウスの展示場を兼ねているものなのです。
ミニハウスの先にある公園の看板は、今も少し傾いたままですが、その先の海は何事もなかったかのように、どこまでも青く続いています。
この看板の向かい側に、岩井崎の新しい観光資源となっている「竜の松」があります。
陽が傾いてきていて、「竜の松」は海面に反射する陽の光に隠され、蜃気楼のように目に映ります。
私が最初にこの松が龍に見えると思ったのは、一昨年の9月初め。
ちょうど翌年が辰年だったので、そのときの携帯画像を年賀状の背景にして、「気仙沼岩井崎の松は、津波に立ち向かう龍となってその姿を現しました」とコメントして、全国の友人などに送ったのでした。それ以来の再会です。
ここから、ガレキ処理プラントや北上山系の山々もはっきりと見えます。
しかし、この日は吹き抜ける風がとても冷たく、多くの方がここを訪れているのですが、殆どの方々がそそくさと車に引き返していました。
今回、出かけてみて思うことは、少しずつですが確実に復興への歩みが始まっているということです。
追伸
ガレキ処理プラントの日没後
以前、この周辺に明かりがなかったので、プラントの明かりは国道からも確認できます。
ライトアップをしている訳ではないのでしょうが、他に明かりが無く、暗闇に浮かび上がる光景は、少し幻想的な感があります。
近づくにつれ、囲む塀が視界そして明かりを遮り、プラント東側でカメラを構えますが、明かりに照らされる上部しか写し込めません。左手には、専用橋桁に飾られたイルミネーションも見えます。
ついでに、カメラを上下移動してみました。
(O.920)