皆さん,ニッコウキスゲという花をご存知でしょうか?
これがニッコウキスゲです。
宮城県内では栗駒山南麓の世界谷地で見られるように,ニッコウキスゲは全国的には高原で見られることが多いようですが,気仙沼・本吉地方では,沿岸部でもニッコウキスゲを見ることができます。
去る5月24日,三陸復興国立公園が指定されましたが,気仙沼市の唐桑半島も多くの場所が三陸復興国立公園の区域に指定されています。
その唐桑半島最南端・御崎のニッコウキスゲが見頃を迎えました。
御崎神社近くの駐車場に車を停めて時計回りに遊歩道を歩きます。
半島先端にあり,外洋と接しているためか,海がとてもきれいに見えました。
眼前に見える小島に太平洋の荒波が当たって砕けるなど,かなり迫力があります。
その遊歩道のところどころにニッコウキスゲが咲いていて,青い空と海,木々の緑,ニッコウキスゲの黄色がとてもいい雰囲気でした。
御崎の近くには唐桑半島ビジターセンターがあり,併設された津波体験館が今年4月27日にリニューアルオープンしました。
先日,唐桑半島ビジターセンターに立ち寄った際に,「オーレくん」を見つけました。この「オーレくん」は気仙沼市と合併する前の旧唐桑町で使われていた元祖ゆるキャラだそうです。
「オーレくん」は唐桑半島の巨釜(おおがま)・半造(はんぞう)にある折石(おれいし)がモチーフとなっています。
せっかくなので,御崎からの帰り道にその折石を見に行きました。
明治時代の三陸大津波で先端が折れたことから折石という名前が付いたとのことですが,東日本大震災の大津波に耐え,その姿は健在です。
その巨釜・半造の近くの高台に漁火パークという施設があり,そこから周囲を見渡すことができます。
このブログでは先日,気仙沼大島・亀山山頂からの眺望をご紹介しましたが,この漁火パークから西側に気仙沼大島を見ることができます。
ニッコウキスゲの見頃はあと1週間程度とのことです。是非,自然豊かな初夏の唐桑半島に足を運んでみてください。
唐桑半島・御崎の場所は以下の地図を参考にしてください。
(T.H)