10月22日(土)午前9時から、気仙沼市鹿折金山資料館運営委員会主催の「金山ハイキング」が催され、募集した40名を超える参加がありました。
今回の企画は、1904年に鹿折金山から採掘された世界最大級の巨大金塊「モンスターゴールド」(重さ2.25kg、金含有量83%)の一部が来年秋頃に里帰り展示される予定で、そのプレイベントとして行われたとのことでした。
モンスターの金の重さを計算すると約1,868gで、世界の主要金鉱山の平均が原石1トンあたりおよそ5g(金含有量0.0005%)とのことですから、この金塊のすごさを改めて理解しました。
(坑道までのハイキング)
鹿折金山資料館からモンスターゴールドが産出された坑道入口までの約1.5キロの林道を、鹿折公民館長の豊田康裕さんの案内で、金鉱脈ができる宇宙や地球の成り立ち、金の採掘や白山小学校の開校など鹿折地区のお話を聞きながら、さわやかな秋晴れのもと約1時間かけて登りました。
(四番坑跡 鹿折金山事務所跡)
かつての住宅跡地、坑道の入り口、トロッコの軌道跡などを、沢を流れる水の音を聞きながら木漏れ日の中を、ゆっくり、ゆっくり登りました。
帰り道では、「源氏の滝」やイワナ?の魚影などを見ながら出発地まで戻ってきました。
(怪物金産出坑口)
(モンスターゴールド産出「徳永坑」)
到着後は、砂金探しに挑戦しました。残念ながら「金のつぶ」は発見できませんでしたが、ゴールドラッシュを思い描きながらのどきどき感を楽しむことができました。
その後は、地元の方々のご厚意により、栗ごはんや豚汁、漬け物などを頂きまして、心もお腹も満足で帰路につきました。
「鹿折金山」や「源氏の滝」は気仙沼地域の観光資源の一つであり、簡単ではないかもしれませんが、「金山ハイキングと砂金探し体験」プラス「地元の料理」は体験メニューとして期待できそうに感じました。
スタッフの皆様、地元の皆様、ありがとうございました。
(K.M)