今回、近いところに大規模な風力発電施設があることを知り、紅葉と温泉を楽しみに出かけてきました。
この風力発電施設は「釜石広域ウィンドファーム」といい、広大な敷地に43基の風車が林立しています。釜石というと海沿いをイメージしますが、場所は釜石、遠野、大槌の境で内陸奥地なのです。
ルートは、源義経が平泉から兄頼朝の追討を逃れ、三陸沿岸を北上して北海道へと渡ったとされる「義経北行伝説」のコースを辿ります。義経は平泉を出て、束稲山から種山高原を抜けて遠野へ、そして大槌へと出たとのことで、義経ゆかりの峠を尋ねながらウィンドファームを目指していきます。
「義経北行伝説」ドライブガイドには、義経ゆかりの峠として種山高原の「姥石峠」、住田の「赤羽根峠」、そして大槌街道の「笛吹峠」が標記されています。
国道284号(気仙沼街道)から東磐井広域農道を北上して、県道10号(江刺室根線)へと合流。VOL.7で紹介した農道と大規模林道への道を再確認しながら、県道10号を北上し、種山高原へと向かいます。
県道10号をゆったりと上っていくと、奥州市の標識が見え、「越路峠」に到着しました。ここは、一関市大東から奥州市へと越える峠で、路線標識に「越路峠」が表示されています。
峠を越えると、間もなく左手に草地が広がり、数本の鉄柱が見えてきました、越路スキー場です。鳴子の上野々スキー場のような感じです。
県道10号から国道397号(盛街道)を大船渡方面へ進み、トンネルを抜けると道の駅「種山ヶ原」に到着です。
向かいの丘の上には「遊林ランド種山」があって、こちらの檜風呂はサウナ付きで午前9時半からの利用が可能となっていました。
遊林ランドから下り、抜けてきた国道トンネルに沿うように上っていく道があります。この道は、種山高原の牧場、星座の森へと繋がる旧道で、その途中に「姥石峠」があるはずです。
しかし、「義経北行伝説」ガイドには、トンネルを抜けて2・3km先が峠であると標記しています。とにかく旧道の方から、確認してみましょう。
紅葉を楽しみながら上っていくと、不意に看板が現れました。通り過ぎ様に看板に目をやると、峠の文字が見えます、車を戻して確認します。
看板には、「伝説義経北行コース・姥石峠」の標記があり、峠についての紹介がされています。やはりこちらが「姥石峠」なのです。
さらに、星座の森まで上ってみましょう。
なだらかな丘陵地に芝生広場やコテージが見えてきました、星座の森に到着です。東の方に見えるのは物見山(種山)、その頂には気象レーダーのようなものがあります。
星座の森は11月15日で閉鎖し、また5月の連休から再開するそうです。オートキャンプスペースなどもありますが、さすがにこの時期はテントキャンプ利用はなく、コテージが殆ど埋まっているようでした。
寒いこともあって、外にはボール遊びする子供とそれに付添う父親の姿があるくらいです。
センターハウスにはレストランや風呂(薬湯)があって、風呂は朝6時半から利用ができるようです。
西の方には、紅葉した山々が重なり合って見えています。
星座の森からの下り道に陽が差し、木々に明るさが増し、道のサイドは、まるでアンツーカーのジョギングコースのようです。
道の駅に戻って国道を東に進み、国道107号に合流して北上していきます。
ゆったりとした勾配のカーブに差し掛かかり、遠野市の標識が見えてきました。ここが住田町と遠野市の境になり、「荷沢峠」となります。
路線標識が見当たりませんが、バス停がそうであることを裏付けています。
さらに北上し、国道283号に合流し、遠野へと車を進めます。
実は、「荷沢峠」の10km程北にもう一つ、「糠森峠」があったのでしたが、確認せずに通過してしまいました。(-_-;)
国道283号に入ると殆ど平坦な道となり、遠野が近づいてきます。間もなく道の駅「遠野風の丘」、ここで早い昼食とし、山の風車を尋ねたいと思います。
道の駅は満車状態。
しかし、寒いため外には人影が少なく、温ったかいものを求めて建物の中は混雑していました。
昼食を済ませ、外の自販機で温かいお茶を求めようとしますが、温かいお茶は全て売り切れています。他で買い求めることとして車に戻ると、餅つきが始まるアナウンスが流れ、寄ってきた小さな子は、「それ、なーに !」と指差し、その場から離れようとはしません。
「風の丘」には一枚羽根の風車があると聞いていましたが、あるのは柱だけのようで、風車は見当たりません。
さあ、本物の風車を見に参りましょう。
遠野市街地中心部の交差点から国道340号へと入り、市街地から少し離れると改良されたばかりの直線道路が現れ、標識柱に「遠野かっぱロード」の看板が掲げられています。
そして見え隠れしていた風車が、はっきりと見えてきました。
国道を離れ、風車があるスリーグリーンラインへと入っていきます。
途中、水車への案内に誘われ、ふらふらと水車小屋に寄ってみます。ここは、民家が建ち並ぶ一角にある「山口の水車」、現役の水車のようです。
水車から引き返し、風車群が待つスリーグリーンラインへと入っていきます。
途中、義経ゆかりの峠「笛吹峠」への案内標識があって、その道は分岐から直ぐにダートとなっています。峠へは風車の後とし、農地開発道路を上っていきます。
風車は見え隠れしながら、その大きさを現してきます。しかし、なかなか風車群の全容が見えてきません。
なだらかな広い場所まで上ったところで、風車群を見渡せるようになりました。
ブーン、ブーンと、風を切る羽根の音が大きく聞こえてきます。近くなるとその音に怖ささえ感じます。風車は高さが68m、羽根1枚が30mとのこと。他の施設の風車より小さいようですが、間近にするとやはりその大きさに驚かされ、倒れてこないか、強い風でいきよい良く回る羽根が落ちてはこないかと不安な気持ちにもなります。
西の方の見晴らしが利くようになり、遠野の街並みや北上山地の山々が望めます。
尾根に出ると、風車群の全容が確認できます。
こちらの風車群は西サイトの施設で、さらに車を進めると東サイトの風車群があって、この一帯で43基の風車が立ち並んでいるのです。
では、東サイトの風車群へと向かいましょう。
東サイトへは、落ち葉に覆われ、クマザサと明るい雑木林の林間に挟まれた道が続きます。
ここが東サイトの風車群が見渡せる新山の分岐です。
分岐からも、大槌や山田方面の山々、そして太平洋を望むことができます。
分岐直ぐに展望台があるので、上ってみましょう。
東の方向に目をやれば、山の向こうに水平線が望め、そして大槌湾や街らしきところも見えてきます。
風車は、展望台を挟んで南北に立ち並び、北側には展望台から少し離れて尾根づたいの道を挟んで立並び、南側は展望台に近いところに立っています。
そして西側に目をやれば、尾根づたいに立ち並ぶ西サイトの風車群が見えてきます。ゆっくりと眺めていたいところですが、風が半端でなく強くて冷たくて、早々に展望台を降りて車内でホッと一息つきます。
ここから北側の風車群に沿って進めば、2つ峠とループしている道がありますが、時間も要することから、引き返して「笛吹峠」へとと向かうこととし、白樺林とクマザサの道を快適に下っていきます。
「笛吹峠」への分岐に到着。
すぐさま道はダートで、途中に「界木峠」があって、県道に近くなるまでの道はそれほど広くはなさそうです。
しかし、別ルートで「笛吹峠」へ向かうとなれば、遠野まで下ってまた戻ってくるようになることから、ここはやはりレッツゴーです。
分岐から牧場の看板がある場所までは良好な道でしたが、その先の様相はどんどん変わってきます。
道に枯れ木が倒れかかり、その先、道は左へと曲がっていきます。
ここが「界木峠」のようです。
「界木峠」を越え、下り道になると道の両側はクマザサに覆われ、雨で流された道が続き、窪みを避けながら下っていきます。
その後、平坦な道になると、水が捌けず大きな水たまりのぬかるんだ道へと変わります。
ここで引き返すか、車を降りて深みや道の状態を確認します。
なんとか抜けられそうです、ゆっくりと道の状態を確認しながら進みます。
無事、県道35号(大槌街道)に抜け出し、遠野方面に少し走らせると、標識に「笛吹峠」の文字がありました。しかし、路線標識に峠の文字はなく、道はその先も上っていっているようです。 ここが、峠 ?
2kmほど走ると、遠野市の標識が見え、路線標識に「笛吹峠」の表示があります、ここが「笛吹峠」です。
そして、標識の奥に見覚えのある看板があります。
「伝説義経北行コース」の案内板で、「笛吹峠」バージョンなのでした。
峠から遠野への下りは少し狭隘な道が続き、左手が峡谷のようになっていて、すばらしい紅葉のポイントのようです。しかし、道が狭隘で曲がりくねっていて、車を停車させることは難しく、危険です。
道幅も広がり平坦になったころ、案内版に誘われ、遠野に伝わる河童伝説の「カッパ渕」へと県道35号を離れます。
やがて広い直線道路と交差する十字路にぶつかり、その道は「かっぱロード」でした。
十字路を直進して間もなく、右手に「カッパ渕」らしい場所が見えてきました、小さな橋を越えたところに車を停められるスペースを見つけ、水路に沿って歩いていきます。
「カッパ渕」は、きれいな水が流れる小川のような、小さな頃に見たような風景です。こんな浅瀬の場所に本当に河童がいたんでしょうか、水面に河童が好物とする、きゅーりが竿からつり下げられています。
お堂を覗くと、木彫りの河童神様が祀られていて、段ボール箱のぬいぐるみのようなものは、乳を信仰する乳首のぬいぐるみなのだそうです。
ガイドマップに載っている「赤羽根峠」は、ここから10km程南にありますが、そちらはまたの機会に尋ねることとして、宿に向かうことにします。
国道283号を西に、道の駅「みやもり」に立ち寄り、「めがね橋」を眺めながら少し休憩を取ります。
道の駅を後に、JR釜石線「岩根橋駅」が近くなってきたところで、また「めがね橋」が目に入ってきました。「めがね橋」は、他にもあったのですね。
遠野周辺にはまだまだ多くの峠道があります。また機会を捉えて尋ねてみたいと思います。
ウゥー、寒。
早く宿に入り、温かい風呂とお酒をいただき、まったりすることにしましょう。
(O.920)
この風力発電施設は「釜石広域ウィンドファーム」といい、広大な敷地に43基の風車が林立しています。釜石というと海沿いをイメージしますが、場所は釜石、遠野、大槌の境で内陸奥地なのです。
ルートは、源義経が平泉から兄頼朝の追討を逃れ、三陸沿岸を北上して北海道へと渡ったとされる「義経北行伝説」のコースを辿ります。義経は平泉を出て、束稲山から種山高原を抜けて遠野へ、そして大槌へと出たとのことで、義経ゆかりの峠を尋ねながらウィンドファームを目指していきます。
「義経北行伝説」ドライブガイドには、義経ゆかりの峠として種山高原の「姥石峠」、住田の「赤羽根峠」、そして大槌街道の「笛吹峠」が標記されています。
国道284号(気仙沼街道)から東磐井広域農道を北上して、県道10号(江刺室根線)へと合流。VOL.7で紹介した農道と大規模林道への道を再確認しながら、県道10号を北上し、種山高原へと向かいます。
県道10号をゆったりと上っていくと、奥州市の標識が見え、「越路峠」に到着しました。ここは、一関市大東から奥州市へと越える峠で、路線標識に「越路峠」が表示されています。
峠を越えると、間もなく左手に草地が広がり、数本の鉄柱が見えてきました、越路スキー場です。鳴子の上野々スキー場のような感じです。
県道10号から国道397号(盛街道)を大船渡方面へ進み、トンネルを抜けると道の駅「種山ヶ原」に到着です。
向かいの丘の上には「遊林ランド種山」があって、こちらの檜風呂はサウナ付きで午前9時半からの利用が可能となっていました。
遊林ランドから下り、抜けてきた国道トンネルに沿うように上っていく道があります。この道は、種山高原の牧場、星座の森へと繋がる旧道で、その途中に「姥石峠」があるはずです。
しかし、「義経北行伝説」ガイドには、トンネルを抜けて2・3km先が峠であると標記しています。とにかく旧道の方から、確認してみましょう。
紅葉を楽しみながら上っていくと、不意に看板が現れました。通り過ぎ様に看板に目をやると、峠の文字が見えます、車を戻して確認します。
看板には、「伝説義経北行コース・姥石峠」の標記があり、峠についての紹介がされています。やはりこちらが「姥石峠」なのです。
さらに、星座の森まで上ってみましょう。
なだらかな丘陵地に芝生広場やコテージが見えてきました、星座の森に到着です。東の方に見えるのは物見山(種山)、その頂には気象レーダーのようなものがあります。
星座の森は11月15日で閉鎖し、また5月の連休から再開するそうです。オートキャンプスペースなどもありますが、さすがにこの時期はテントキャンプ利用はなく、コテージが殆ど埋まっているようでした。
寒いこともあって、外にはボール遊びする子供とそれに付添う父親の姿があるくらいです。
センターハウスにはレストランや風呂(薬湯)があって、風呂は朝6時半から利用ができるようです。
西の方には、紅葉した山々が重なり合って見えています。
星座の森からの下り道に陽が差し、木々に明るさが増し、道のサイドは、まるでアンツーカーのジョギングコースのようです。
道の駅に戻って国道を東に進み、国道107号に合流して北上していきます。
ゆったりとした勾配のカーブに差し掛かかり、遠野市の標識が見えてきました。ここが住田町と遠野市の境になり、「荷沢峠」となります。
路線標識が見当たりませんが、バス停がそうであることを裏付けています。
さらに北上し、国道283号に合流し、遠野へと車を進めます。
実は、「荷沢峠」の10km程北にもう一つ、「糠森峠」があったのでしたが、確認せずに通過してしまいました。(-_-;)
国道283号に入ると殆ど平坦な道となり、遠野が近づいてきます。間もなく道の駅「遠野風の丘」、ここで早い昼食とし、山の風車を尋ねたいと思います。
道の駅は満車状態。
しかし、寒いため外には人影が少なく、温ったかいものを求めて建物の中は混雑していました。
昼食を済ませ、外の自販機で温かいお茶を求めようとしますが、温かいお茶は全て売り切れています。他で買い求めることとして車に戻ると、餅つきが始まるアナウンスが流れ、寄ってきた小さな子は、「それ、なーに !」と指差し、その場から離れようとはしません。
「風の丘」には一枚羽根の風車があると聞いていましたが、あるのは柱だけのようで、風車は見当たりません。
さあ、本物の風車を見に参りましょう。
遠野市街地中心部の交差点から国道340号へと入り、市街地から少し離れると改良されたばかりの直線道路が現れ、標識柱に「遠野かっぱロード」の看板が掲げられています。
そして見え隠れしていた風車が、はっきりと見えてきました。
国道を離れ、風車があるスリーグリーンラインへと入っていきます。
途中、水車への案内に誘われ、ふらふらと水車小屋に寄ってみます。ここは、民家が建ち並ぶ一角にある「山口の水車」、現役の水車のようです。
水車から引き返し、風車群が待つスリーグリーンラインへと入っていきます。
途中、義経ゆかりの峠「笛吹峠」への案内標識があって、その道は分岐から直ぐにダートとなっています。峠へは風車の後とし、農地開発道路を上っていきます。
風車は見え隠れしながら、その大きさを現してきます。しかし、なかなか風車群の全容が見えてきません。
なだらかな広い場所まで上ったところで、風車群を見渡せるようになりました。
ブーン、ブーンと、風を切る羽根の音が大きく聞こえてきます。近くなるとその音に怖ささえ感じます。風車は高さが68m、羽根1枚が30mとのこと。他の施設の風車より小さいようですが、間近にするとやはりその大きさに驚かされ、倒れてこないか、強い風でいきよい良く回る羽根が落ちてはこないかと不安な気持ちにもなります。
西の方の見晴らしが利くようになり、遠野の街並みや北上山地の山々が望めます。
尾根に出ると、風車群の全容が確認できます。
こちらの風車群は西サイトの施設で、さらに車を進めると東サイトの風車群があって、この一帯で43基の風車が立ち並んでいるのです。
では、東サイトの風車群へと向かいましょう。
東サイトへは、落ち葉に覆われ、クマザサと明るい雑木林の林間に挟まれた道が続きます。
ここが東サイトの風車群が見渡せる新山の分岐です。
分岐からも、大槌や山田方面の山々、そして太平洋を望むことができます。
分岐直ぐに展望台があるので、上ってみましょう。
東の方向に目をやれば、山の向こうに水平線が望め、そして大槌湾や街らしきところも見えてきます。
風車は、展望台を挟んで南北に立ち並び、北側には展望台から少し離れて尾根づたいの道を挟んで立並び、南側は展望台に近いところに立っています。
そして西側に目をやれば、尾根づたいに立ち並ぶ西サイトの風車群が見えてきます。ゆっくりと眺めていたいところですが、風が半端でなく強くて冷たくて、早々に展望台を降りて車内でホッと一息つきます。
ここから北側の風車群に沿って進めば、2つ峠とループしている道がありますが、時間も要することから、引き返して「笛吹峠」へとと向かうこととし、白樺林とクマザサの道を快適に下っていきます。
「笛吹峠」への分岐に到着。
すぐさま道はダートで、途中に「界木峠」があって、県道に近くなるまでの道はそれほど広くはなさそうです。
しかし、別ルートで「笛吹峠」へ向かうとなれば、遠野まで下ってまた戻ってくるようになることから、ここはやはりレッツゴーです。
分岐から牧場の看板がある場所までは良好な道でしたが、その先の様相はどんどん変わってきます。
道に枯れ木が倒れかかり、その先、道は左へと曲がっていきます。
ここが「界木峠」のようです。
「界木峠」を越え、下り道になると道の両側はクマザサに覆われ、雨で流された道が続き、窪みを避けながら下っていきます。
その後、平坦な道になると、水が捌けず大きな水たまりのぬかるんだ道へと変わります。
ここで引き返すか、車を降りて深みや道の状態を確認します。
なんとか抜けられそうです、ゆっくりと道の状態を確認しながら進みます。
無事、県道35号(大槌街道)に抜け出し、遠野方面に少し走らせると、標識に「笛吹峠」の文字がありました。しかし、路線標識に峠の文字はなく、道はその先も上っていっているようです。 ここが、峠 ?
2kmほど走ると、遠野市の標識が見え、路線標識に「笛吹峠」の表示があります、ここが「笛吹峠」です。
そして、標識の奥に見覚えのある看板があります。
「伝説義経北行コース」の案内板で、「笛吹峠」バージョンなのでした。
峠から遠野への下りは少し狭隘な道が続き、左手が峡谷のようになっていて、すばらしい紅葉のポイントのようです。しかし、道が狭隘で曲がりくねっていて、車を停車させることは難しく、危険です。
道幅も広がり平坦になったころ、案内版に誘われ、遠野に伝わる河童伝説の「カッパ渕」へと県道35号を離れます。
やがて広い直線道路と交差する十字路にぶつかり、その道は「かっぱロード」でした。
十字路を直進して間もなく、右手に「カッパ渕」らしい場所が見えてきました、小さな橋を越えたところに車を停められるスペースを見つけ、水路に沿って歩いていきます。
「カッパ渕」は、きれいな水が流れる小川のような、小さな頃に見たような風景です。こんな浅瀬の場所に本当に河童がいたんでしょうか、水面に河童が好物とする、きゅーりが竿からつり下げられています。
お堂を覗くと、木彫りの河童神様が祀られていて、段ボール箱のぬいぐるみのようなものは、乳を信仰する乳首のぬいぐるみなのだそうです。
ガイドマップに載っている「赤羽根峠」は、ここから10km程南にありますが、そちらはまたの機会に尋ねることとして、宿に向かうことにします。
国道283号を西に、道の駅「みやもり」に立ち寄り、「めがね橋」を眺めながら少し休憩を取ります。
道の駅を後に、JR釜石線「岩根橋駅」が近くなってきたところで、また「めがね橋」が目に入ってきました。「めがね橋」は、他にもあったのですね。
遠野周辺にはまだまだ多くの峠道があります。また機会を捉えて尋ねてみたいと思います。
ウゥー、寒。
早く宿に入り、温かい風呂とお酒をいただき、まったりすることにしましょう。
(O.920)
今回は、気仙沼市と南三陸町に訪れていただきありがとうございます。
これからも当ブログをよろしくお願いします。
11/26~29気仙沼市立幼稚園と支援学校、南三陸町の福祉作業所に出張コンサートに出かけます。
歌と大きなニワトリと音響のおじさんが、気仙沼の子どもたちのところに遊びに行きます。
1年前からこのサイトで現地の情報を拝見していますが、美しい場所、美味しい物がたくさんありますね。みなさんの笑顔も最高です!
いよいよ週末にフェリーに乗って出かけます。
期間中は、魚介大好きな三人組ですから、グルメ三昧にしようと楽しみにしています!!