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三陸ジオパーク・大地の見どころ学習会が開催されました!!

2013年11月12日 | 観光情報 (気仙沼)

みなさん,「ジオパーク」をご存知ですか?

「ジオパーク」とは,ユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク(GGN)」が推進する世界的な取組です。地球科学的に貴重で素晴らしい景観を持ち,それらをジオツーリズムによって楽しむことができる地域で,GGNによって認定された地域が「世界ジオパーク」を名乗ることができます。

国内版もあり,こちらは「日本ジオパーク委員会(JGC)」の認定を受けて「日本ジオパークネットワーク(JGN)」に加盟した地域がジオパークを名乗ることができます。
 
このブログでの紹介が遅くなりましたが,今年9月24日,「三陸ジオパーク」が日本ジオパークに認定されました!!

下の写真は,気仙沼市役所ワンテン庁舎の垂れ幕です。

 

 

この地域のジオパーク構想は,当初,岩手県で先行していましたが,東日本大震災後,環境省が提唱した3県にまたがる「三陸復興国立公園」構想などから,昨年10月,青森県八戸市と階上町,宮城県気仙沼市も構成団体に加わり,三陸地域として取り組んできました。

「三陸ジオパーク」については,三陸ジオパーク推進協議会のウェブサイト(http://sanriku-geo.com/)をご覧ください。

 

 

さて,11月7日(木),気仙沼市の唐桑半島で三陸ジオパーク推進協議会と気仙沼市が主催し,「大地の見どころ学習会」が開催されました。

定員20名とのことでしたが,申込が多かったようで,取材に訪れた報道関係者を含めると当初の定員の2倍くらいの人数の方が参加しました。

 

気仙沼市周辺の方の参加が多いのかと思いましたが,名簿を確認すると,岩手県宮古市から参加された方もいらっしゃいました。

 

当日は,唐桑半島ビジターセンターでジオパークについて説明を受けた後,ガイド実演が行われました。

 

 

この写真は唐桑半島ビジターセンター近くにある,昭和三陸地震による大津波を伝える石碑です。 

 

まずは,唐桑半島ビジターセンター近くの御崎へ。下の写真の神社は御崎神社です。 

 

講師にガイドをしていただきながら,八隻曳(はっそうびき)まで徒歩で移動しました。

 

この場所は何度か訪れていますが,地層の関係では知らないことがたくさんありました。

講師のお話を大変興味深く聞きましたが,東北地方唯一の波浪観測施設がこの唐桑半島に設置されていることも初めて知りました。

 

こちらが波浪観測施設です。 

 

この日は雨天のため,予定が一部変更され,巨釜(おおがま)へ移動しました。

 

このブログでも何度かご紹介している折石はここで見ることができます。

 

ここでは東北大学の永広名誉教授が講師となりましたが,説明を受けながら改めてこの場所を眺めてみると,なるほどと思えることがたくさんありました。

 

雨が強くなり,半造(はんぞう)は屋内で植物の学習となりました。海辺に生えている松の木の種類が地域によって異なることなどを学習しました。

 

最後に漁火パークで唐桑半島の丘陵などの地形について説明を受けました。天気が良ければ北側にそびえる早馬山(はやまさん)に登ることができたかもしれませんが,残念ながら学習会はここで終了しました。

 

ちなみに,今回の学習会の開催場所となった唐桑半島を含め,気仙沼市内には大地に刻まれた痕跡を実際に見ることができる「ジオサイト」が6つあります。

三陸ジオパーク推進協議会のウェブサイトの中のジオサイトを紹介するページ(http://sanriku-geo.com/?page_id=2768)からご覧いただけますので,周辺地域のジオサイトも一緒にご覧ください。

気仙沼市でも近いうちに三陸ジオパーク推進に関する取組が本格化するようですので,このブログでも改めてご紹介したいと思います。お楽しみに!!

(T.H)


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