前回に続き、一関市の峠を紹介します。
紹介するのは、一関市境にある2つの峠で、一つは平泉との境にある「東岳峠」、そしてもう一つが奥州市前沢と東山との境にある「山毛欅峠」です。
一関での用事を済ませ、県道19号(気仙沼街道)を東に向かい、県道206号(相川平泉線)に合流し、平泉方面へと向かいます。
分岐から5分程走ると、上りで道は大きくカーブし、平泉の標識が見えてきます。ここが「東岳峠」です。
峠からの下りも道は広く、その後、反対方向へと大きくカーブしていきます。
大きなカーブが続いた後、真っ直ぐな長い下り道が続いています。
ゆったりと下っていきますが、知らず知らずにスピードメーターの針が上に向いていきます。県道14号(一関北上線)と合流後、北上して奥州市前沢に、そして県道237号(長坂束稲前沢線)に入り、東山方面へと向かいます。
「山毛欅峠」は前沢と東山との境となっています。
大きな案内看板が目に入ってきました、月山キャンプ場附近案内図です。
道の分岐が「山毛欅峠」と思っていましたが、案内図では分岐から東山方面へ向かう道に「ブナ峠 H=354.3M」と表示されています。
山毛欅=ブナ、峠は分岐点から「げいび渓」方面への道にあるようです。
ちょっと、キャンプ場を覗いてみましょう。
高台にもサイトがあり、林間に四阿などが整備され、南側の方の視界が広がっています。
キャンプ場から県道に戻り、峠へと向かいます。
道沿いに桜が植栽され、松林そして広葉樹の林がとてもきれいです。桜の咲く頃に、また来てみたい場所です。
げいび渓方面への分岐が見えます。
これを左に折れると「山毛欅峠」のようですが、一端、束稲山の方に向かってみます。
カーブ手前に石碑があって、そこには「老鶯の しきりに 鳴いて ぶな峠」と詩が刻まれています。
ここが峠なのでしょうか、峠は分岐しての道のはず。
いずれ戻ってから確認することにしましょう。
石碑の先には折り返すような急カーブあって、その後直線の上り道となり、間もなく山は開け、胆沢平野が目に飛び込んできました。
北の方に目をやると、水沢の市街地や遠くには岩手山が望めます。
ズームすると岩手山焼き走りの稜線がとてもきれいです。
もう少し上ると、 西の方も視界が広がりそうです。
西の視界がひらけました。
眼下に前沢の街が広がり、焼石岳の南側からゆったりと扇形に裾野を広げる胆沢扇状地が見て取れます。
間もなく、少し広いカーブに差し掛かり、その先が平泉という標識が目に入ってきました。
上ってきた道は、峠附近で前沢から東山に入り、先の急カーブ後にまた前沢に、そしてここで平泉へと入ります。ほどなく、今度は平泉から東山、そしてまた平泉、直ぐまた東山と、町境が入り組んでいる場所なのです。
カーブは、山つつじ群落地で展望台もある経塚山への遊歩道入口となっていて、駐車スペースはカーブ手前の下ったところにありました。
カーブの先は、薄暗く狭い道となって、まだまだ上っていきます。
ほどなく道は明るさを取り戻し、広い場所が現れました。
石碑に、ブロック積みの壁、そして造成の跡があり、地図の位置とズレがあるようですが、国民宿舎の跡かも知れません。
確かめに降りると、石碑の左に少し木の枝に隠れる石版があり、そこに「国民宿舎 平泉荘」の文字が刻まれていました。
国民宿舎が建っていたという場所は前沢で、胆沢平野や岩手山などを望み、南の方に束稲山などが一望でき、眺めの良い宿だったのでしょうね。
国民宿舎跡地から束稲山へと上っていくと、斜面に六角屋根(?)の建物が現れました。中にあるものは、太い木を削って造られたもので、下の方が竹などに隠され全容を確認できませんが、龍か何かを頭に被り少し下向きの鬼の顔のような、また首のない何か身体のようなものにも見えます。これが何なのか、周辺を見渡しても確認できるものは見当たりません。
目一杯腕を伸ばして、シャッターを切ってみました、やはり顔かな?
束稲山への道は進入禁止となっていましたので、戻って「山毛欅峠」を確認し、帰路に着くことにしましょう。
山毛欅峠までの戻り道、道から外れたらそのまま落ちていきそうです。 しかし、眺めは最高です。
この先のカーブを曲がると分岐、まもなく「山毛欅峠」となります。
分岐から、げいび渓方面への道は緩やかに上り、直ぐに下り道となりました、ここが「山毛欅峠」のようです。
峠の法面はコンクリート壁となっていて、先の石碑はこちらには設置できなかったのかも知れません。
峠から直ぐに、分岐が見えます。
右に折れる道は整備がされていて、県道106号へと繋がっているようです。少し遠回りとなりますが、このルートで山を下ります。
道は、束稲山の東を直線的に快適に下っていきます。
桜並木の道に、すばらしい眺望に出会えた峠道でした。
新緑や桜の季節などに、また訪れてみたいと思います。
(O.920)
紹介するのは、一関市境にある2つの峠で、一つは平泉との境にある「東岳峠」、そしてもう一つが奥州市前沢と東山との境にある「山毛欅峠」です。
一関での用事を済ませ、県道19号(気仙沼街道)を東に向かい、県道206号(相川平泉線)に合流し、平泉方面へと向かいます。
分岐から5分程走ると、上りで道は大きくカーブし、平泉の標識が見えてきます。ここが「東岳峠」です。
峠からの下りも道は広く、その後、反対方向へと大きくカーブしていきます。
大きなカーブが続いた後、真っ直ぐな長い下り道が続いています。
ゆったりと下っていきますが、知らず知らずにスピードメーターの針が上に向いていきます。県道14号(一関北上線)と合流後、北上して奥州市前沢に、そして県道237号(長坂束稲前沢線)に入り、東山方面へと向かいます。
「山毛欅峠」は前沢と東山との境となっています。
大きな案内看板が目に入ってきました、月山キャンプ場附近案内図です。
道の分岐が「山毛欅峠」と思っていましたが、案内図では分岐から東山方面へ向かう道に「ブナ峠 H=354.3M」と表示されています。
山毛欅=ブナ、峠は分岐点から「げいび渓」方面への道にあるようです。
ちょっと、キャンプ場を覗いてみましょう。
高台にもサイトがあり、林間に四阿などが整備され、南側の方の視界が広がっています。
キャンプ場から県道に戻り、峠へと向かいます。
道沿いに桜が植栽され、松林そして広葉樹の林がとてもきれいです。桜の咲く頃に、また来てみたい場所です。
げいび渓方面への分岐が見えます。
これを左に折れると「山毛欅峠」のようですが、一端、束稲山の方に向かってみます。
カーブ手前に石碑があって、そこには「老鶯の しきりに 鳴いて ぶな峠」と詩が刻まれています。
ここが峠なのでしょうか、峠は分岐しての道のはず。
いずれ戻ってから確認することにしましょう。
石碑の先には折り返すような急カーブあって、その後直線の上り道となり、間もなく山は開け、胆沢平野が目に飛び込んできました。
北の方に目をやると、水沢の市街地や遠くには岩手山が望めます。
ズームすると岩手山焼き走りの稜線がとてもきれいです。
もう少し上ると、 西の方も視界が広がりそうです。
西の視界がひらけました。
眼下に前沢の街が広がり、焼石岳の南側からゆったりと扇形に裾野を広げる胆沢扇状地が見て取れます。
間もなく、少し広いカーブに差し掛かり、その先が平泉という標識が目に入ってきました。
上ってきた道は、峠附近で前沢から東山に入り、先の急カーブ後にまた前沢に、そしてここで平泉へと入ります。ほどなく、今度は平泉から東山、そしてまた平泉、直ぐまた東山と、町境が入り組んでいる場所なのです。
カーブは、山つつじ群落地で展望台もある経塚山への遊歩道入口となっていて、駐車スペースはカーブ手前の下ったところにありました。
カーブの先は、薄暗く狭い道となって、まだまだ上っていきます。
ほどなく道は明るさを取り戻し、広い場所が現れました。
石碑に、ブロック積みの壁、そして造成の跡があり、地図の位置とズレがあるようですが、国民宿舎の跡かも知れません。
確かめに降りると、石碑の左に少し木の枝に隠れる石版があり、そこに「国民宿舎 平泉荘」の文字が刻まれていました。
国民宿舎が建っていたという場所は前沢で、胆沢平野や岩手山などを望み、南の方に束稲山などが一望でき、眺めの良い宿だったのでしょうね。
国民宿舎跡地から束稲山へと上っていくと、斜面に六角屋根(?)の建物が現れました。中にあるものは、太い木を削って造られたもので、下の方が竹などに隠され全容を確認できませんが、龍か何かを頭に被り少し下向きの鬼の顔のような、また首のない何か身体のようなものにも見えます。これが何なのか、周辺を見渡しても確認できるものは見当たりません。
目一杯腕を伸ばして、シャッターを切ってみました、やはり顔かな?
束稲山への道は進入禁止となっていましたので、戻って「山毛欅峠」を確認し、帰路に着くことにしましょう。
山毛欅峠までの戻り道、道から外れたらそのまま落ちていきそうです。 しかし、眺めは最高です。
この先のカーブを曲がると分岐、まもなく「山毛欅峠」となります。
分岐から、げいび渓方面への道は緩やかに上り、直ぐに下り道となりました、ここが「山毛欅峠」のようです。
峠の法面はコンクリート壁となっていて、先の石碑はこちらには設置できなかったのかも知れません。
峠から直ぐに、分岐が見えます。
右に折れる道は整備がされていて、県道106号へと繋がっているようです。少し遠回りとなりますが、このルートで山を下ります。
道は、束稲山の東を直線的に快適に下っていきます。
桜並木の道に、すばらしい眺望に出会えた峠道でした。
新緑や桜の季節などに、また訪れてみたいと思います。
(O.920)