気仙沼市と隣の一関市との県境に峠道は少なく、北上山系の尾根が走る一関市室根と藤沢町に多く存在しています。
一関市室根には「小松峠」と「新地峠」、そして藤沢町との境に「黒地田峠」と「安道峠」があり、さらに藤沢町に「繰石峠」があり、これらは東西4km、南北6km程の範囲に峠が集中している地域なのです。
暑さを避け、太陽が傾き始める頃、この地を訪れました。今回のルートは、気仙沼街道(国道284号)と一関市千厩市街地の東側で立体交差する東磐井広域農道を南下し、室根小梨を通って藤沢方面へと向かいました。
しばし車を走らせ、黄金山キャンプ場との分岐点を藤沢方面に進め、まずは藤沢側から「黒地田峠」を目指します。
保呂羽山の東側の道を上り詰めたところから、ダムの工事かと思わせる大規
模な工事が進められていました。しかし、ダム堰堤らしきものも見えず、道路改良なのでしょうか、それにしては規模の大きな工事ですね。
その後、しばらく快適なオフロードを楽しみながら下っていくと、藤沢津谷川線(県道218)との十字路に出ました。
ここを左に折れて「黒地田峠」を目指すと、間もなく金越沢ダムの分岐があり、その先の道の両側に何か建物らしきものが見えます。
近づくと立派な鬼瓦が飾られていました。
「見事な鬼瓦です」
その先にあったのは、「藤源寺」という趣のあるお寺さん。
道は門前で右に急カーブし、「黒地田峠」へと上っていきます。
藤源寺から5分ほど上ると、道の向こうが見えなくなり、「黒地田峠」に到着。
峠からの下りは、山間の景色を楽しみながら、次に向かう「新地峠」への道を探します。ルートは農道を南下したルートですが、整備は進んでいないものと思い、途中の分岐に悩まされながら、やっと分岐点に辿り着きました。分岐点からの道は整備され、その先は農道へと繋がっています。
ゆったりと上っていくと、道の向こうが開けてきました、「新地峠」です。
峠をすこし下ると黄金山「一杯清水」の看板、立ち寄ってみましょう。
間もなく白樺林の中に黄金山キャンプ場のテントベースも確認できます。
一杯清水の水量は少ないようで、大きな台所の流しのようなものに留められる仕組みとなっています。早速一杯、そして空きペットボトルに○○用の分を詰めて帰ります。
キャンプ場をあとに緩やかに道を下っていくと、先に通った農道との分岐に戻ってきました。ここから、農道を少し北に小梨・尖ノ森地区の分岐点まで戻ります。この分岐点には農道と観音山との分岐のほかに、北に向かう砂利道(矢越方面)があり、ここから「小松峠」を目指します。
狭い道ですが、整備はされています。しかし、傾斜がきついところでは排水のための溝が道を斜めに横断し、夕刻の薄暗さもあって時折、その溝に落ち込み、車は大きくバウンドしてしまいます。
(実際、林間は暗いのでした)
やがて林間から出たところで三叉路が見えます。この辺が「小松峠」なのでしょうね。
(右手未舗装が小梨方面)
だいぶ日も落ちできたので、未舗装を避けて舗装路を辿り、萩倉から下道地区、そして本吉室根線(県道18号)に出て、帰路に着きました。
今回は、一関市室根の「新地峠」と「黒地田峠」、そして「小松峠」を廻りましたが、峠への案内看板は見つけられませんでした。次回は、藤沢町に足を進め、「安道峠」と「繰石峠」を紹介したいと思います。
(O.920)
一関市室根には「小松峠」と「新地峠」、そして藤沢町との境に「黒地田峠」と「安道峠」があり、さらに藤沢町に「繰石峠」があり、これらは東西4km、南北6km程の範囲に峠が集中している地域なのです。
暑さを避け、太陽が傾き始める頃、この地を訪れました。今回のルートは、気仙沼街道(国道284号)と一関市千厩市街地の東側で立体交差する東磐井広域農道を南下し、室根小梨を通って藤沢方面へと向かいました。
しばし車を走らせ、黄金山キャンプ場との分岐点を藤沢方面に進め、まずは藤沢側から「黒地田峠」を目指します。
保呂羽山の東側の道を上り詰めたところから、ダムの工事かと思わせる大規
模な工事が進められていました。しかし、ダム堰堤らしきものも見えず、道路改良なのでしょうか、それにしては規模の大きな工事ですね。
その後、しばらく快適なオフロードを楽しみながら下っていくと、藤沢津谷川線(県道218)との十字路に出ました。
ここを左に折れて「黒地田峠」を目指すと、間もなく金越沢ダムの分岐があり、その先の道の両側に何か建物らしきものが見えます。
近づくと立派な鬼瓦が飾られていました。
「見事な鬼瓦です」
その先にあったのは、「藤源寺」という趣のあるお寺さん。
道は門前で右に急カーブし、「黒地田峠」へと上っていきます。
藤源寺から5分ほど上ると、道の向こうが見えなくなり、「黒地田峠」に到着。
峠からの下りは、山間の景色を楽しみながら、次に向かう「新地峠」への道を探します。ルートは農道を南下したルートですが、整備は進んでいないものと思い、途中の分岐に悩まされながら、やっと分岐点に辿り着きました。分岐点からの道は整備され、その先は農道へと繋がっています。
ゆったりと上っていくと、道の向こうが開けてきました、「新地峠」です。
峠をすこし下ると黄金山「一杯清水」の看板、立ち寄ってみましょう。
間もなく白樺林の中に黄金山キャンプ場のテントベースも確認できます。
一杯清水の水量は少ないようで、大きな台所の流しのようなものに留められる仕組みとなっています。早速一杯、そして空きペットボトルに○○用の分を詰めて帰ります。
キャンプ場をあとに緩やかに道を下っていくと、先に通った農道との分岐に戻ってきました。ここから、農道を少し北に小梨・尖ノ森地区の分岐点まで戻ります。この分岐点には農道と観音山との分岐のほかに、北に向かう砂利道(矢越方面)があり、ここから「小松峠」を目指します。
狭い道ですが、整備はされています。しかし、傾斜がきついところでは排水のための溝が道を斜めに横断し、夕刻の薄暗さもあって時折、その溝に落ち込み、車は大きくバウンドしてしまいます。
(実際、林間は暗いのでした)
やがて林間から出たところで三叉路が見えます。この辺が「小松峠」なのでしょうね。
(右手未舗装が小梨方面)
だいぶ日も落ちできたので、未舗装を避けて舗装路を辿り、萩倉から下道地区、そして本吉室根線(県道18号)に出て、帰路に着きました。
今回は、一関市室根の「新地峠」と「黒地田峠」、そして「小松峠」を廻りましたが、峠への案内看板は見つけられませんでした。次回は、藤沢町に足を進め、「安道峠」と「繰石峠」を紹介したいと思います。
(O.920)