マレニア国の冒険酒場
~パティアと腹ペコの神~
開発 ライドオンジャパン
販売 ケムコ
国 日本
クリア感想
戦略性 △
マップ △
ビジュアル ◯
プレイアビリティ ◎
コスパ ◎
良作。
定価以上のクオリティ。やや薄味ながらも酒場経営RPGとして優秀。
販売しているのは安心安全、常に低価格な70〜80点を出してくれるケムコ。定価よりもちょっと良いゲームをいつも販売してくれるケムコです。
開発のライドオンジャパンはSRPGのマーセナリーズシリーズを出している企業です。ここも安定して良作を出す良い企業ですよね。そんなわけで、相性の良さげなパブリッシャー&デベロッパーの【マレニア国の冒険酒場】も例に漏れず良作でした。
ゲームは酒場経営とRPGの2つが軸となっています。酒場経営もRPGも期限がないので気楽にプレイできます。RPG要素にいたってはレベルを上げるには戦闘ではなく食べ物を食べることでレベルが上がるので、RPG要素が難しければ料理を食べまくってレベルを上げれば問題は解決します。
ゲームの設計上、ダンジョンは周回プレイ前提のために短め。全滅しても定期的に入手できるアイテムを使えば復活できる安心設計。ライドオンジャパンのゲームでお馴染みのシステムや技、アイテムばかりですのでプレイしやすかったです。
酒場経営パートでは600種類以上の料理があります。作った料理を販売してお金を得るわけですね。料理にはパスタやピザ、丼物、麺類、カレー、お酒にコーヒーなどの飲料、それからケーキといったお菓子まであります。それらを作ってお客さんに食べてもらいます。
なので例えば丼物にお味噌汁、カレーにラッシーやサラダ、ケーキに紅茶やコーヒーなど相性の良い食べ物をメニューに並べるとお客さんがより多く注文してくれるという流れです。
お店に並べることのできる食べ物の上限は決まっています。喫茶店だとかカレー屋、定食屋、酒場などにするかはプレイヤー次第。好きなお店を作りましょう。
個人的にはおままごとみたいで面白かったです。季節ごとにお客さんの需要は変化するので、四季に合わせたメニューを考えるのも楽しかったですよ。もちろんゲームとは違うレシピですが、実際の夕飯のレパートリーも増えました。
肝心の食材はお店での購入か、農場での栽培や家畜の飼育、RPG要素である戦闘で敵を倒すとGETできます。
レシピはヒントがありますし、そもそも料理してれば大体わかります。とはいえ実際に知っているレシピであっても、ゲームで設定されてあるレシピと違えば失敗料理になってしまうのでご注意を。
攻略するための期限はないためにのんびりプレイでき、ライトな作りになっています。というわけでゲームの戦略性は△。マップも同様な設計のために△。
ビジュアルは可愛い絵柄、いつものビミョーに粗いドット。価格を考慮すると◯でしょうか。
若干、RPGパートでのUIは誤操作の発生する可能性を否定できませんが、基本的にはプレイしやすくプレイヤーに優しい作りであるためにプレイアビリティは◎です。
ケムコ特有のやや薄味で引き伸ばし感があるもののプレイ時間は40〜60時間以上。価格を考慮するとコスパは◎ですね。酒場経営ということで同じことの繰り返しですから、一気にクリアまでプレイするより、のんびり他のゲームを挟みながらプレイすることをオススメします。
良作ですね。
たまにセールをしていますが、定価で購入しても損はしないゲームです。雰囲気もほんわかしていて楽しかったです。
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