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健康学 脂質の生理作用

2005-03-13 15:44:09 | 解剖生理学・衛生学・健康学・その他の学問
脂質
エネルギー源として蓄積。
炭水化物、蛋白質から4kcal/gに対して、脂肪は9kcal/g。
ホルモンや細胞膜の原料。
脂溶性ビタミンの吸収促進、神経機能にも関与。
脂肪を多く含む食品は、肉、乳製品、魚、植物、ナッツ類。

脂肪の消化吸収
脂肪は十二指腸に達するまで殆ど消化されず、十二指腸で胆汁酸により乳化。その後、小腸で膵液と小腸液中の脂肪消化酵素リパーゼにより、グリセリンや脂肪酸などに分解吸収。

脂肪の代謝
吸収された脂肪は、肝臓に移動し、生体の構成成分が産生、他は中性脂肪として皮下脂肪等に貯蔵。
体内脂肪の大半は中性脂肪(トリグリセリド)。糖が不足すると中性脂肪が分解しエネルギーとなります。但し、脳は脂肪が燃やせない為、糖質が必要。

必須脂肪酸
生体成分(細胞膜や皮膚など)原料の不飽和脂肪酸(リノール酸、リノレン酸)は、合成されアラキドン酸に。
アラキドン酸は体内合成できない為、食品から摂取、これを必須脂肪酸といいます。

脂肪の性質と生活習慣病
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
動物性脂肪に多く含まれる=飽和脂肪酸。血中のコレステロールを増やし、血液壁障害により、動脈硬化や高血圧等の循環器系各種疾患に関与。
植物性脂肪・魚油に多く含まれる=不飽和脂肪酸。コレステロール値を下げる働きを持ちます。しかし、不飽和脂肪酸はとても不安定で遊離脂肪酸を増やし、活性酸素(フリーラジカル)と結び付き、過酸化脂質を増加しやすいという性質も持っています。
活性酸素は、細胞膜を損傷し、老化を早めたり、DNAを傷つけて癌の発生原因にもなります。
活性酸素の攻撃に対抗するにはビタミンE(トコフェロール)、ビタミンC(アスコルビン酸)を十分摂取が有効。
コレステロール(善玉と悪玉)
脂肪の過剰摂取は肥満の原因。コレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)などの蛋白質はリポ蛋白という形で体内運搬される。
LDLコレステロール(低比重リポ蛋白)=人身組織に運ぶ。悪玉コレステロールと呼ばれる。
HDLコレステロール(高比重リポ蛋白)=溜まったコレステロールを肝臓に戻す。善玉コレステロールと呼ばれる。




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