トライオートを始めるにあたって、まずは、基本中の基本ですが、
ナンピン系リピート注文のリスクを自分なりにまとめます。
1.相場が一方に動くほどポジションが溜まり、含み損の増え方は雪だるま式に膨らむ。
例えば、1円幅1万通貨でナンピンした時の含み損の増え方は、1円動くごとに
1,3,6,10,15,21(万円)・・・であり、
相場が1円動いたときの損失の膨らみは、ナンピンポジションが多いほど大きくなる。
2.相場は常に変化する訳で、大きく動いた(ポジション数が膨らんだ)ころには、
経済情勢国家情勢が変わっている可能性もある。
よって、
①ポジションが膨らんだ時(相場状況が変わった可能性がある時)
証拠金の変動が激しいのはあきらかにリスクである。
②スタート時のレートに戻る見込みあるならよいが、見込が無い場合もある。
(ドル円80円とか、ポンド円200円とか。トルコリラ円30円とか)
「もう戻らねーだろ」と思う。
③総じて、急激に動いた相場はある程度は急激に戻ることは多いが、
その相場水準がしばらく続けば、それが当たり前になる時が多い。
3.シンプルリピートの場合、いくら含み損が多くても1回の利益確定金額は小さいままである。
→リスクテイクバランスが破綻している。
4.想定レンジ設定幅を広めるほど1回あたりのポジションを少なくしないといけない。
→相場は常に変化する訳で、レンジ相場に適した相場のうちに稼いだ方がよい。
※レンジ幅を広くレバレッジは小さくすると、レンジ相場の際の収益を逃し、
トレンド相場の際に結局損失を増やすことになる。
→ナンピンポジション数が増える(もしくはその分を想定する)ことは、
その分の証拠金を無駄にしている。
こんなところでしょうか。
そう考えると、より長期の相場を想定して、より広い範囲にトラップを仕掛けことは、
いくら1回あたりのレバレッジを下げたからといってリスクに変わりません。
また、レバレッジを過度に下げることも「どうかなぁ」という感じがします。
>だってどうせ、ポジションがたまってきたら、レバレッジ上がるんだし。
だったら、トラップ範囲はより狭く、相場見通しはより短期で。レバレッジもそれなりに。
>含み損がたまってきたら、絶対ストレスたまるんだから。
含み損を耐えることを想定してもいいことないって。