『朝日のあたる家』は上映する映画館がないと言う事で話題になった作品である。
何故ならば、原発事故を扱った映画であるからだ。原発を扱おうと、映画として優れているかどうかが鍵だと思うのだが、この国ではどうもそうではないらしい。
映画も政治に左右されてしまうとは、なんとも情けない国である。
原発映画は政府に逆らう作品だと興行界は思ってしまい自粛してしまうのだろう。
勿論、興行界はそんな事は一言も言わないが、結果的にそうなってしまっている。
山本太郎がテレビからは完全に干されてしまったのも、テレビの自主規制によるのだから。
テレビだとて、文化の一環を担うのものであるだろうに、この国のテレビ局はNHK初め、そんな矜持は何もない。ただただ、お上にへつらうだけである。
だが映画はテレビとは違う。ある意味で反権力の要素があるものと信じたい。
この映画もそんな社会風潮に抗して出来たものであるだろう。反原発の山本太郎とか、反原発アイドルと言われる藤波心ちゃんなどが出ているのもその所為だろう。
この映画のチラシの宣伝コピーには、「放射能に美しいふるさとを奪われた、あの日。
家族の幸福も、踏み砕かれて・・・」 舞台は美しい大自然に囲まれた静岡県湖西市。過酷な原発事故を題材に「家族の絆とは?」「親子の幸せとは?」「あたりまえの風景。あの時は気づかなかったけど、あれが幸せだったんだ。」とある。
この作品はフクイチ事故の後で、フクイチ事故をすっかり忘れてしまった日本人が二度目の原発事故を体験するというものである。静岡の浜岡原発が爆発したとの想定でストーリーは展開する。
普通の家族が家を追われ、故郷を追われ、身体を放射能に蝕まれ、家族がばらばらになってゆく過程を描いている。思わず涙が零れてしまうシーンもあり、感動の作品である。上映館ジャック&ベティの好意で一週間続映するそうである。是非観てください。
私が見た24日は監督の太田隆文氏のトークがあり、彼に質問なども出来てなかなか良かった。私が一つ疑問に思ったのはこの街の住人たちがフクシマ原発に続き二度目の原発事故なのに、余りにも放射能に対して無知なので、こんな事はないないんじゃないかと質問した。
監督の応えは、実際彼は浜岡原発のある地元で住民達にフクイチ事故に付いて聞いたら、本当に何も知らなくて驚いたという。原発のある地元がそうなのだから、無い処は推して知るべしではないかと思い、初めての体験の様にして描いたとの事であった。
大方の日本人はもうフクイチ事故は終わったものと思い、記憶の彼方に押しやってしまったのだろうか?情けない。
この後私は、首相官邸前で行われている、特定秘密保護法反対デモに参加した。
何故ならば、原発事故を扱った映画であるからだ。原発を扱おうと、映画として優れているかどうかが鍵だと思うのだが、この国ではどうもそうではないらしい。
映画も政治に左右されてしまうとは、なんとも情けない国である。
原発映画は政府に逆らう作品だと興行界は思ってしまい自粛してしまうのだろう。
勿論、興行界はそんな事は一言も言わないが、結果的にそうなってしまっている。
山本太郎がテレビからは完全に干されてしまったのも、テレビの自主規制によるのだから。
テレビだとて、文化の一環を担うのものであるだろうに、この国のテレビ局はNHK初め、そんな矜持は何もない。ただただ、お上にへつらうだけである。
だが映画はテレビとは違う。ある意味で反権力の要素があるものと信じたい。
この映画もそんな社会風潮に抗して出来たものであるだろう。反原発の山本太郎とか、反原発アイドルと言われる藤波心ちゃんなどが出ているのもその所為だろう。
この映画のチラシの宣伝コピーには、「放射能に美しいふるさとを奪われた、あの日。
家族の幸福も、踏み砕かれて・・・」 舞台は美しい大自然に囲まれた静岡県湖西市。過酷な原発事故を題材に「家族の絆とは?」「親子の幸せとは?」「あたりまえの風景。あの時は気づかなかったけど、あれが幸せだったんだ。」とある。
この作品はフクイチ事故の後で、フクイチ事故をすっかり忘れてしまった日本人が二度目の原発事故を体験するというものである。静岡の浜岡原発が爆発したとの想定でストーリーは展開する。
普通の家族が家を追われ、故郷を追われ、身体を放射能に蝕まれ、家族がばらばらになってゆく過程を描いている。思わず涙が零れてしまうシーンもあり、感動の作品である。上映館ジャック&ベティの好意で一週間続映するそうである。是非観てください。
私が見た24日は監督の太田隆文氏のトークがあり、彼に質問なども出来てなかなか良かった。私が一つ疑問に思ったのはこの街の住人たちがフクシマ原発に続き二度目の原発事故なのに、余りにも放射能に対して無知なので、こんな事はないないんじゃないかと質問した。
監督の応えは、実際彼は浜岡原発のある地元で住民達にフクイチ事故に付いて聞いたら、本当に何も知らなくて驚いたという。原発のある地元がそうなのだから、無い処は推して知るべしではないかと思い、初めての体験の様にして描いたとの事であった。
大方の日本人はもうフクイチ事故は終わったものと思い、記憶の彼方に押しやってしまったのだろうか?情けない。
この後私は、首相官邸前で行われている、特定秘密保護法反対デモに参加した。