部屋の整理が終わり、M子がお酒を飲もうと言い、彼の残したお酒のビンを空けることにしました[E:weep]
私はソファで飲み、M子はテーブルをはさんで、向かえに座りながら飲みました。
(あとで思えば、彼がいつも座っていただろうソファでした)
私は飲みながら、M子の思い出話を聞きいていましたが、急に心臓のあたりが酷く苦しくなって、本当に気が遠くなりかけて大変でした[E:sad]
それから、酔いすぎたのか二人とも気持ち悪くなり、トイレで吐いてから、彼のベットを借りて並んで寝ました[E:sleepy]
そして、すっかり寝付いている中で、誰か遠くで叫んでいる声がしました・・・??
激しく鉄のドアを何かで叩きながら、誰かが叫んでいます。
尋常じゃないその叫びに、私は目を開けました・・・・・・・[E:sign02]
豆電球をつけて寝ていたのですが、天井に煙が漂っているのが見えました・・[E:sign02]
私は目を凝らして見てみました、やはり、煙です[E:sign03]
慌てて横にいるM子の肩を揺すって、「M子、煙!!」と言い、私の横の窓のカーテンを開けました[E:bearing]
窓の外がオレンジ色になっています[E:sign02]
私とM子は飛び起きて、無言で玄関のドアにむかい、ドアを開けました。
ひどく乾燥した黒い煙が、ドアの形のまま入ってきます・・[E:bearing]
部屋は4階です。通路が真っ黒に見え、とても下まで出れるように見えません。
二人とも無言で出ずに、すぐにドアを閉めて、私はとっさにベットの脇にあった厚手のバスタオルを持ち、キッチンで水に濡らし
その間、M子は通りに面した大きな窓を開けに行っていました。
開けたとたんに、煙は排水溝からも、ドアの隙間からも入り始めたので、私は排水溝に水を入れた鍋を置いてフタをして、窓に行きました。
4階の窓から見ると、階段をはさんで向こうの並びの3階の窓から、バキバキと音を立てながら4階の窓まで火が立ち上がっている様が見えました[E:bearing]
・・・すみませんつづきます。