私は、頭は冷静だったのですが、身体は反応して心臓がすごくドキドキして、勝手に口から「助けて!」を連発していることに驚きました[E:bearing]
私は、いつからか覚えていませんが、いつ死んでもいいように、日ごろから身のまわりを整理していて、悔いの無い生き方を(ネガティブな気持ちで)考えていました。
なので、その自分が助けを求めて、必死に生きようとしていることに驚きました[E:wobbly]
私は横で一緒に叫んでいるM子と、自分の口に濡らしたバスタオルをあてながら、助けが来るのを待ちました[E:sad]
下の道路に人がいて、「今、119番したから助けにくるから、待って!」と、男性が叫んでくれました。
その間にも口にあてたバスタオルは、乾いていくので口を濡れている部分にかえながら
この4階から飛び下りたらどうなるだろう・・と、恐怖心から考えてしまいます。
でも飛び下りるのはいつでも出来るから、最終手段にしなくては、それこそ死んでしまうか、良くて半身不随だ、と考えていました。
相変わらず、叫びながら心臓はすごい速さで打っています。
M子が、「私、ここから飛び下りる!私は、死なない自信がある!」と言いました[E:coldsweats02]
私は「飛び下りるのはいつでも出来るから、ここに火は来ていないのだから、消防車が来るまで待って飛び下りるのは最後にしな!」と言い
乗り出しそうになったM子を止めました。
そうこうしてるうちに、あて替え続けてていたバスタオルは、見る見る口にあてれる場所が無くなっていきます[E:bearing]
後ろを見てみると、振り向いた顔のそばから煙で、まるで水面に顔をつけた様に息ができません[E:bearing]
髪の毛はすごく乾いた熱風にあたり続けて、舞い上がっています。
とても、濡れた物を口にあててないと、口が渇きすぎてもちません。
あと、ひと口づつしかバスタオルの濡れている部分がない!!やばいっ!
また、つづきます。