前回の続きのブラッシングです。
なぜしつこく書くのかというと・・・・・・皆さまウイッグに慣れてきてしまうと、扱いが段々「手荒ら」になってしまうからです。
そうなんです。
ウイッグを作製させていただいてサイズ調整などで来ていただいているころまでは、
「はじめのころはゆっくり丁寧に金ブラシでブラッシングされていた方」も、数か月経って、メンテナンスや少しカットやスタイルチェンジなどで来ていただいた時に扱いを見ていますと
「・・・・・・」(うーん・・・)(慣れてきたんですね・・・)
はい。
ウイッグを、脱いだり被られる時の、手の使い方や耳の部分・前髪の位置の調整など「さっさとスムーズ」に見事なものです。
「うーん完璧ですね」。
そして、ブラッシング・・・
「あれ????」
頭頂部からしっかり一気に・・・・・
自髪ですと、無理に引っ張ったりすると、もちろん痛いですので適度にブラッシングしますが、ウイッグは毛を引っぱっても多少頭からずれるくらいですのでつい一気に上からブラシを入れてしまうんですね。ウイッグを片手で押えて、もう片手で金ブラシを持って「ザッザッ・・・」
ついつい慣れてきますとブラッシングも自己流になってしまいますが、なるべく長く快適にお使いいただくために、今一度ご説明させていただきますね。
ブラッシングの基本は毛先から少しずつ毛流れにそって優しく梳かす事です。次は中間部から毛先にむけて、そして根元から毛先へとすこしずつです。そして、被ってからブラッシングするよりも、被られる前に、きちんと洗い流さないトリートメントを塗布し、ブラッシングすることをお勧めします。
(まず被ってしまってから、トリートメントをつけると剤が均一につきませんからね。ケアのためにも大切です。)
そして、初めから根元から力をいれて無理にブラッシングしたり、細かい目のブラシなどであらい使い方をされるとウイッグは髪が抜けてしまいますから、気をつけてくださいね。
特に、もつれている部分などは、先に手で丁寧にほぐしてからブラッシングしてくださいね。
絡まる場合には無理に引っ張ったりしないで、やはり、専用のトリートメントやジェル・オイル等を使用して優しくとかしてくださいね。
注)お勧めのスリークパーフェクトジェル(洗い流さないトリートメント/ウイッグ用) 毛がらみ、指通りの悪さを防ぎ、自然なツヤとしなやかさを与え ます。ウエット・ドライヘアどちらにもお使いいただけます。
特に今のような冬場の乾燥した空気の中では、人毛、人工毛とも静電気が多く、トラブルの原因になります。
また、取り扱う時にご自分の手もかさかさな状態では触らないようにして、ハンドクリームなどで少し「保湿した」状態で触ってくださいね。
尚、マフラーや洋服の襟の部分に髪が当たる「襟足部分」は他の場所にくらべて、「摩擦が多く」、またロングヘアですと「静電気が発生しやすい」ですので、とても絡みやすいのでより注意が必要ですね。
ミックス毛のウイッグは、特に繊維が入っていますので、適度な湿度には強いですが、乾燥にはとても弱いです。(人毛のウイッグは湿気があるとスタイルが崩れてしまいます)
また、アイロンなどで、カールをつけている部分は、いっぺんに全体にブラッシングしてしまうと、カールの束がばらけてしまいますので、少しずつカールの束ごとに優しくブラッシングすると良いです。
ブラッシングや扱い方などでわからないことがありましたらご連絡くださいね
また、ヘアエピテーゼに関するお問い合わせ・ご試着の予約をおまちしております。
ヘアエピテーゼは、フリースタイル・フリーサイズ、素材は高級人毛とプレミアム人工毛のミックスです。
とてもナチュラルな質感で身近な人でもかつらとは気付かない・・・ヘアスタイルも脱毛前の髪型を再現しますのでいつもの自分のままでいられます。またご希望のスタイルにも変えられます。
へアエピテーゼには、抗がん剤治療前・後の自髪のカット、ご購入後1年以内のウイッグのカット、毛絡み修正・縮れ修正、サイズ調整は何回でも無料のサポートがついていますのでご安心いただいております。
プライベート空間で、かつらのご相談から、治療後の自髪のケア、自毛デビューに至るまでサポートしています。完全予約制のサロンですので他の方と一緒になることはありません。
また、他社のメーカーのかつらのカットやサイズ調整も行っております。
(高額のウイッグや種類によってはお断りする場合もあります)
治療後の自毛のご相談などは、他社のウイッグをご使用の方でもお受けいたします。ご安心くださいね
NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会 美容室ありす オーナー 村 井 み ち こ