Lucky Wing Aの花だより

タイトルにある通り,日々の中で出会った花々の紹介…

コロナなんかに負けたくないなぁ⑥ 福岡市御島崎のワトソニア

2020-04-19 18:05:22 | 

この季節、ここまですっきり高く伸びる草花は数多くはありません。

スタイリッシュで見栄えがする一つだと思います。

うちの近所では普通に野生化してしまってます。

 

アヤメ科の仲間で一つの茎にここまで花をつけてくれるのは珍しいのではないでしょうか?

ただし、いつも「グラジオラス? ワトソニア?」と悩まされてました。

それが「ガーデニングの図巻」に情報を見つけたので、ようやく判明しました。

 

雌蕊に注目です。

雄性優先の花なので、雄蕊が先に熟します。

まだ、熟していない頃の雌蕊はまっすぐ上に伸びて一つにまとまっています。

下の写真がそうですね。

おそらく花粉に触れるのを避けているのだと思います。

でもって、雄蕊の勢いが衰えてくると、

雌蕊の柱頭は三裂し、さらに先端が二つに分かれて次のようになります。

雄蕊の先の葯はもうしおれていますね。

ここがグラジオラスとは違うところ。

グラジオラスの雌蕊も三裂するところまでは同じですが、

先端がさらに裂けることはないとのこと。

最後は横顔です。雌蕊の先端の開きようもよくわかることと思います。

この花では雄蕊もまだまだ元気なようで、

花弁の上に花粉らしきものも見えています。

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コロナなんかに負けたくないなぁ⑤ 福岡市御島崎のシロバナタンポポ

2020-04-19 14:41:03 | 

外出自粛が叫ばれていますが、

せめてご近所のお散歩くらいは忘れたくありません。

つい先ほども40分ほどぶらついてきましたので、

東日本の方には珍しいかと思い、シロバナタンポポを紹介します。

全体はこんな感じ。

一見タンポポとも思えないのでは?

白い花の中央に雌蕊の黄色い柱頭がびっしり集まっています。

でもまだ丸くなっていないものもありますよね。

ところで、白い花の先端に黒いつまのようなものが見えると思います。

実は花弁の裏側には黒い筋が入っています。

これは開きかけの花です。黒い筋が明確に見てとれます。

これはまだ若い花なのですが、総苞が反りかえり始めているのがおわかりでしょう。

いずれすっかり反り返ってしまいます。

それがカンサイタンポポなどの他の日本のものとは異なります。

もともと九州・四国ではこちらの方が多かったようですが、

セイヨウタンポポに追われてこちらでも姿を見ることが珍しくなってきました。

ただし、北海道でも観察された記録があるそうです(Wikpedia)。

最後は、以前立花町で撮っておいたでシロバナタンポポの綿毛です。

 

 

 

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