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雨蛙会員山本雪彦氏による句集のご案内

2022-01-22 15:04:40 | 出版物

令和4年1月に山本雪彦さんが「海峡」と題した連句集を楡影舎より出版された。ワンテーマ連作という作句法を模索し続け、今回11テーマ、テーマ毎に14句ほどの句をまとめられた句集である。雪彦さんは北海道夕張市に生まれ、クラーク博士、内村鑑三で有名な、北大農学部のご出身で、プロのもの書きでもある。「海峡」は北海道と本州を隔てる津軽海峡のことであろう。

山本兄は短歌もよくなされ、一昨年刊行された歌集「花の宴」は以前紹介した。彼はまた、令和3年の毎日新聞の年間最優秀賞を本名山本茂として受賞されたばかりである。

 韃靼の風に打たれつ父しのぶ旧開拓地の峠を越え行き

選者井ケ田弘美氏の総評「山本さんの歌は、父の辛苦の満蒙開拓の足跡をたどっており、「韃靼の」は、遠き異郷の地を彷彿とさせる響きがあります。」

 


雨蛙会員駿河兼吉氏による句集のご案内

2022-01-22 14:59:27 | 出版物

令和3年9月に駿河兼吉さんが「俳句入選百句集」と題した珍しい句集を刊行された。

80歳にして現役の税理士であり、社交ダンス、ピアノと幅広い趣味を持たれ、俳句暦はまだ3年とはいえ、新聞、雑誌、俳句大会などに幅広く投句された結果、入選句が百句となったことを記念して編まれた句集で、新聞記事や写真も多く掲載された力作である。

すぐる主宰は、「『多作』を実践され、投句による他者の選を受ける方法で『多捨』され、結果として残された句の百句集である。数多く詠むことで益々上達され、雨蛙での更なる活躍を期待する」とのお言葉を添えられた。