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俳壇8月号にすぐる先生の作品7句

2022-07-24 23:43:46 | 出版物

俳壇8月号114頁 ワイド作品集にすぐる主宰の句が掲載されました

鯉のぼり

 歓声は天へ立夏の野球場

 水田は大きな鏡鯉のぼり

 夏めくや糊の効きたるシェフの帽

 うねりつつ里山揺する青嵐

 呼び交はし枝から枝へ四十雀

 睡蓮の影の真白き水鏡

 手のくぼに沈むサイズや落し文

作句信条

 師に倣い、「平明にして余韻ある句」を目指している。「平明に叙するという事は、如何に言葉を省略するか、如何に調子を整えるかにかかっており、それは、習練によってようやく達し得られる底のものである。」とは『虚子俳話』。物をよく見て客観的に具象し、調子を整えることを念頭に納得できる句を詠んで行きたい。

 

 


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