コロナも落ち着き、今月も発送されてから2週間かからずに荷物が到着。Amazing SPIDER-MAN 863(62)号、864(63)号を読み終えたので早速レビュー。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、863号の画をPatrick Gleason、864号の画をFederico Vincentiniがそれぞれ担当。添付画像は、863号の表紙。Greg Landの手によるMan-Thing variant。SPIDER-MANがビルとビルの合間を蜘蛛糸で飛行する様をMan-Thingに置き換えている。ナンセンスさが魅力。今月はMarvelがまたMan-Thingを担ぎ上げているコミックブックを複数出版している。その宣伝的な表紙。Heroes Rebornの宣伝864号のvariantも結構良かった。
次に粗筋。Boomerangに度々邪魔され苛立つKingpinは、マフィアのボスを集めBoomerangの命を狙わせる。Boomerangのペットと化したGogを狙い彼を怒らせ冷静さを失わせる作戦。
863号はKingpinの計画の序盤に過ぎない。それ程引っ張る話でもないんだけどな。一方、この話と並行して、Robbie Robertsonと仇敵Tombstoneの子供世代の話が進行する。これが結構広がりがあって、面白そうだ。RandyとJaniceだ。そして、彼らが付き合っていることを両親がほぼ同時に知ることになるのも笑える。方や直接目の当たりにするのと、二人のデートシーンが写真でわかる違いこそある。そしてその演出とそれを画にしたSpencerとGleasonに拍手。
863号の台詞からは一つだけ。BoomerangがMary JaneにGogを預ける時の注意事項。”Never ever feed him after midnight.”これ映画Gremlinsの注意事項の一つ。わかっている人(そもそもアメコミを読んでいる人のわかっている率は高いと思う。)はナイスだね。
台詞までは書かないが、レストランで偶然鉢合わせした、J Jonah JamesonとRobbie。昔の上司と部下なのだが、Jonahの相変わらずな自信満々な態度とそんな彼をよく知っている冷静なRobbieの関係を再度見ることが出来て笑えた。
864号。何と言っても最終ページのCliff Hungerが凄い。最初にRandyを拐しに来たCrime Master、Madam Masqueの前にBoomerangとPeterが現れたところで、おしまい。あー次の号が楽しみ。
Boomerangをどちらが先に唐キかを争うHammerheadとOwlを見たBoomerangの台詞。”That is why the mob never gets ahead in fighting.皮肉で良いな。
父Tombstoneにこっぴどく叱られたJaniceがMadonnaの”Mama don’t Preach”を再生するように命じるシーンは気に入った。
最後Randyに対してJaniceと別れるようアドバイスするPeterの台詞。”I have a little experience in this department.” この分野には詳しいみたいな意味だが、当然昔のBlack Catとの関係を示唆している。これが一番好きな台詞。
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