
読むアメコミがないまま2週間を過ごし、漸く御用達から新刊が到着。Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)12、13号を早速レビュー。
筋書きDan Slott、画をGiuseppe Camuncoliが担当。添付表紙の画はAlex Rossによる12号のもの。
粗筋をさらっと紹介。チャリティのためパーティーを開いたPeter Parker (= SPIDER-MAN) の元に続々と有名人が集まってきた。IRON MANことTony Stark、その秘書Mary Jane Watson (“MJ”)、犯罪を計画中のAugustus Roman。そのパーティーに現れたのが、三流悪人Ghost。13号では、Roman=悪人名Regentの悪巧みが次の段階に進んだ。IRON MANとSPIDER-MANの諍いの合間に、蜘蛛の力を持つMiles Moralesを捕まえてしまった。
いつものように、気に入ったシーン、台詞の紹介。まずは、これからパーティーの開会の言葉を述べるPeterに対する親友のHarryの助言、Peterの返事、そして、Harryの返事。H ”Don’t open with a joke.” P “Why not?” H “You’re not funny.” Harryが開会の言葉を述べる方が断然良いね。
昔の恋人MJを秘書として雇ったStarkの向こうを張り、昔のStarkの秘書Pepper PottsをPeterが雇おうとして、即座に断られた瞬間のPeterは笑える。しかし、Slottはやり過ぎかな。くだらないことでページ数を稼ぎ過ぎだ。
良い子のみんなはこれを読み終わって、英語の言い回しを覚えられる。パーティーを開くは、throw a partyだね。
見事チームワークでGhostをやっつけた、IRON MANとSPIDER-MANだが、ASM 13では、チームワークどころの騒ぎではない。
その13号では、不気味なRomanの狂気が印象的だ。その部下のStillwellの方がよっぽど冷静で常識的だ。
久し振りにBetty Brantが登場。昔からのASMの脇役に拍手。Harry Osborneと仲良くなるかと思いきやそうでもないらしい。Betty、Harryそして、後から到着したMary Janeの会話から、RegentがRomanと導かせる話の進め方は好きだ。そして、BettyがRomanの元へ向かい、直接Regentかどうかを尋ねるシーンも良し。ジャーナリストらしい。(いつの間に??)
そう言えば、あまり良い印象を持っていなかったCamuncoliだが、Harryの画は良いな。Bettyを始めとする女性の描き方も変わってきたように思える。
中盤のPeterとTony Starkの喧嘩はくだらないな。こんなことにページを無駄遣いしないでほしい。13号前半部分のスプレッドシートやパイチャートを絡めたジョーク等は結構好きだし。FlashをネタにHarryをからかうPeterも好きなんだけどな。
一緒に14号も到着したのだが、眠たくなったので、次の機会に持ち越し。